島袋 真っスラ 和巳氏「飛躍の可能性感じる」

西日本スポーツ

 こちらはタカのトルネード-。A組投手陣の打撃投手登板が始まり、2年目の島袋洋奨投手(23)が左腕の救援枠入りへアピールした。江川と今宮に計55球を投げ、安打性は6本。新たに覚えた打者の手元で直球がカットボール気味に動く“真っスラ”を生かし、連打を許さなかった。10年目の森福や飯田、嘉弥真らが火花を散らすサバイバルを「春の竜巻」が面白くしそうだ。

 時折風が強く吹き、気温11度よりも低く感じる生目の杜。そんな状況でも、タカのトルネードはビクともしなかった。「自分の球が投げられたと思う」。第2クール2日目、打撃投手に登板した島袋はホッとした表情で内容を振り返った。

 相手は江川と今宮。「いきなり左打者だと投げにくいかもしれない」(藤井打撃コーチ)という首脳陣の計らいもあり、2年目左腕は気持ちよく腕を振った。「7割程度の力」との言葉とは裏腹に、上体を二塁方向にひねる独特のフォームから直球が伸びた。

 安打性の当たりは江川には26球を投げて2本。続く今宮には29球を投げて4本だった。「去年の秋から直球がカット気味に動くようになった。それも良かったのかな」。高3夏の甲子園で、1学年下だった島袋を打ち込んだ今宮は「7年ぶりですよ」と対戦を懐かしみながら「強いボールを投げていたし、特に内角は詰まらされた。真っスラしていた」と証言した。

 昨秋からプレートに立つ際の左足の角度を20度ほどずらし、プレートと平行になるようにした。制球を安定させるための佐藤投手コーチの助言だったが、結果的に直球の質が変わり真っスラするようになったという。チェックした田之上投手コーチは「力強い球を投げていた。低めでも、打者がボールと思って見逃した球がストライクになっていた」と現時点での仕上がりを評価した。

 昨年のホークスのブルペンにはシーズンを通して1軍で登板した左腕がいなかった。「中継ぎに左腕は必要。森福は去年の秋は2軍で頑張ってきたし、飯田や嘉弥真は経験がある。競争だよ」と田之上コーチ。限られた枠を目指し島袋も割って入ることを求めた。

 新人の昨季は3軍戦で実戦デビュー。課題の制球難を克服し、9月には1軍で2試合に登板した。「何とか結果を続けて1軍に残りたい」。沖縄で生まれたトルネードが、このまま春の宮崎で“竜巻の目”になる可能性は十分にある。 (谷光太郎)

=2016/02/07付 西日本スポーツ=

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