福田 人生初プレーボール弾

西日本スポーツ

 開幕1番をグイッと引き寄せた。3試合ぶりに1番中堅で先発出場した福田が、人生初となる「プレーボール弾」を放った。しかも、見舞った相手は球界ナンバーワン投手の大谷。開幕前、最後の調整登板となった右腕の出はなをくじき、首脳陣へ最高のアピールだ。

 「打ったのは直球です。直球が速い投手なので、初球から速い球にタイミングを合わせていきました。オープン戦とはいえ、いい投手から打てたのは自信になります。完璧です」

 自画自賛の一発は、外寄り低めの球を強引に振り抜いたものだった。球速表示はされなかったものの、この日も常時150キロを超す直球を投げ込んでいた大谷の球を捉えた価値は大きい。その後に打線がつながったことも、福田にとっては意味ある一打となった。

 今年でプロ10年目を迎えた。武器は何といっても、チームトップクラスを誇る俊足。2011年からは5シーズンにわたって32回連続盗塁成功をマークするなど、主に代走や守備固めのスペシャリストとしてチームを支えてきた。

 そんな福田にとって、今年は大きなチャンスがめぐってきた。外野レギュラーの一人でもある柳田が、昨年11月に受けた右肘手術からの回復に遅れが生じており、開幕直後は指名打者での出場が決定的。試合後には2月のキャンプからレギュラー争いを演じてきた上林の2軍降格も決まり、藤井打撃コーチは「今の形でいってくれれば、開幕スタメンだと思う」と福田にとっては初となる開幕先発出場を示唆した。

 残るオープン戦は3試合。「目標は開幕1軍。そこは変わらない。でも、今年は、10年目で一番いい年にしたい」。覚悟を胸に、福田の挑戦は続く。 (石田泰隆)

=2016/03/18付 西日本スポーツ=

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