秀岳館、甲子園で13年前の雪辱 応援団 歓喜に沸く 選抜高校野球

西日本新聞

 第88回選抜高校野球大会4日目の23日、秀岳館は花咲徳栄(埼玉)との1回戦に臨み、全力プレーでセンバツ初勝利をつかんだ。初出場の13年前に初戦で敗れた相手に対し、終盤迫られながらも1点差で逃げ切って雪辱を果たすと、アルプス席に陣取った約2千人の応援団は歓喜に沸き返った。

 先発したのは背番号4の堀江航平投手(3年)。一回表、満塁のピンチを何とか0点で切り抜ける。上天草市出身の堀江投手の父孝幸さん(53)=大阪府門真市=は「立ち上がりがいつも悪いが、よく抑えてくれた。ここから先はもう大丈夫」と安堵(あんど)の表情。この日は自身の誕生日で「いい親孝行をしてほしい」と期待を込めた。

 1点をリードされた三回裏、1死満塁から4番の九鬼隆平主将(3年)が逆転2点適時二塁打。その後も連打で、この回に一挙5得点。八代第5中出身で、スタンドから声援を送る野球部員の田詰翔也さん(16)は「みんな打撃がいいので、これから勢いが止まらなくなると思う」と跳び上がって喜んだ。

 五回裏、さらに1点を追加。13年前の主軸バッターで三塁手だった柳彰人さん(30)=大阪市=は「自分たちのころより打ちますね。でも僕らのときは最後に追いつかれて延長で敗れた。このまま気を抜かないでほしい」と楽観を戒めた。

 八回表、2番手投手の田浦文丸投手(2年)が1点差に迫られ、なお1死二塁のピンチにエース有村大誠投手(3年)が登板。冷静に後続を断った。父俊秀さん(48)=大阪府枚方市=は「落ち着いていた。このまま守ってくれる」。

 九回表、有村投手が最後の打者から三振を奪うと、応援団の盛り上がりは最高潮に。中川静也校長(85)は「みんな大舞台で堂々としていた。次もやってくれるはず」と目を細めた。

 2回戦は27日の第1試合で南陽工(山口)と対戦する。

=2016/03/24付 西日本新聞朝刊=

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