和田 4ヒィ~弾 「点取ってもらったのに申し訳ない」

西日本スポーツ

 連日の4時間ゲームを戦い抜き、白星には届かなかった。土壇場の9回に、相手投手のボークなどから追いついてのドロー。試合後の工藤監督の顔から笑みがこぼれたところを見れば、勝ちに等しい引き分けともいえる。ただ、ゲームセット後に選手たちをベンチ前で迎える際、工藤監督に肩を抱かれて笑顔で話し掛けられた和田の表情は、対照的に硬かった。

 「点を取ってもらって助けてもらったのに、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。次回は自分が助けられるようにしたい」

 まるで敗戦投手のような口ぶり。珍しく大きな反省が残るマウンドだった。試合前時点で防御率1・85の左腕が、序盤の3回までに毎回得点となる4点の援護を受けた。普通なら「左うちわ」の展開ながら、この日の和田は何かが違った。

 3点リードの3回だ。先頭の陽岱鋼に外寄り直球をバックスクリーン右へ運ばれると、2死からは中田にスライダーを捉えられた。2点リードの6回には、与死球も辞さない内角攻めをすると公言していた大谷に内寄り高めの真っすぐを右翼席へたたき込まれた。さらにレアードには甘い真っすぐを仕留められた。2010年8月以来となる6年ぶりの1試合4被弾。「レアードのは逆球だったが、あとは狙ったところに投げた。球の質だったりに原因があるので、次までに修正する」と、確認作業に入ることを明かした。

 首位に立つとはいえ、チームとして見逃せない課題が急浮上している。先の西武3連戦では1試合2発ずつの計6被弾。前日3日には3発を食らった。今季28試合でチーム被本塁打数はリーグワーストの30被弾。最も少ないロッテと西武が12被弾ということを踏まえても“異常”な多さだ。「ホームランを打たれても試合で負けなければいい。ピッチャーだって打たれようと思って投げているわけではない」と工藤監督は口にしたが、不安要素を払拭(ふっしょく)することも、V3へは必要不可欠だ。 (倉成孝史)

=2016/05/05付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ