今宮 則本撃ち 勢い本物2安打2打点

西日本スポーツ

 リーグ戦が再開しても、その勢いは止まらない。2点を先制した2回。なおも2死一、二塁の好機で、今宮が則本の投じた内角のボール気味の直球を積極的に打ちに出た。詰まりながらも、巧みなバットコントールで捉えた打球は左翼線へ。二走の鶴岡を楽々と生還させる適時打だ。

 「2アウトからつながってきたし、相手に与えたダメージは大きかったと思う」

 スタメン最年少24歳の男が、その攻撃が持つ意味を理解している。2回は、三者凡退に抑えられた初回に続き、則本から簡単に2死を奪われていた。だが、松田が相手失策で出塁し、続く中村晃は3球目の直球を中前打。2死二、三塁から、鶴岡は初球を捉え左前への2点先制適時打とした。2死走者なしでの相手失策から、わずか4球で2得点。敵の一瞬の「隙」を逃さない電光石火の攻撃で、先制に成功した。これだけで満足しない集中力が、チームが歴史的な独走劇を演じている要因の一つだ。

 相手エース則本は交流戦で3試合に登板し3勝を挙げ、防御率0・72と12球団2位の数字でセ界の打者を牛耳っていた。2回の攻撃は失策がきっかけとはいえ、下位打線からの4連打。続く3回は柳田、内川の連打で追加点を奪った。「主役」も「脇役」も、どこからでも得点できるタカ打線の脅威を、あらためて感じたはずだ。

 交流戦で全体の3位タイとなる24安打を放ち3割2分9厘の打率をマークした今宮。4回にも無死一、三塁からこの日2安打目となる中前適時打を放ち、貴重な追加点をたたき出した。試合開始前から雨が続く環境だったが、好調の切り込み隊長に引っ張られるように、相手エースに打線は4回までに2桁となる10安打をマーク。「1本じゃなくて2本目が出たことは自分にとっても大きい」。今宮も、チームも、その勢いを止める気配すらない。 (倉成孝史)

=2016/06/25付 西日本スポーツ=

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