祭りの後は夏が来る!! 躍進の総選挙 HKT19人がランクイン 「不安」「緊張」「歓喜」新潟の一夜
●月イチ活動報告
今年も多くのドラマを生み出した、AKB48選抜総選挙。終わってみれば、24万3011票を獲得したHKT48・指原莉乃の圧倒的な勝利だった。初の連覇は「(渡辺麻友に敗れた)2年前の悲劇を繰り返してはならない」と奮起した、指原ファンの熱量が呼んだ結果だ。劇場支配人の快挙に花を添えるように、HKTのメンバーも昨年の15人を超える19人がランクイン。“第2党”のSKE48にあと“1議席”まで迫る接戦を演じた。不安、緊張、歓喜、感謝…。さまざまな感情が入り乱れた新潟での一夜を、6人のランクインメンバーと振り返った。
▼村重杏奈 村重で始まり、さっしーで終わる
先陣を切ったのは、80位の村重杏奈。昨年圏外からの返り咲きだった。
村重「村重で始まり、さっしーで終わる選挙でしたね。去年は思うような活動ができなかった。今年はファンの皆さんに80位というチャンスを頂いたので、無駄にしないように頑張りたい」
▼植木南央 ファンの方の、思いが伝わりました
植木南央は72位から58位に上昇した。
植木「速報の63位は私にとって最高順位。落ちないように頑張らないと、って思ってたら、それを上回る順位で本当にうれしかった。目標を48位にしてたけど(今年獲得した)1万7898票って、去年だと49位。ファンの方が、そこを目指してくれたっていうのが伝わりました」
-順調に右肩上がり
植木「そうなんです。来年はネクストガールズ(33~48位)に選ばれるように頑張っていきたい。『停滞と後退は同じ』ですから」
▼森保まどか 速報から落ちずに票数もアップ
森保まどかは昨年43位から50位に後退したが、手応えもあった。
森保「目標(24位)に届かなかったのは悔しかったけど、票数もアップしましたし。速報(51位)から毎年順位が(本番で)落ちてたけど、今年は落とさずにすんだ」
▼井上由莉耶 順位に見合うような自分になりたい
躍進の兆しを見せる井上由莉耶は、48位で初のランクイン。
井上「こんなに上で呼ばれるとは思ってなくて、すごくうれしかった」
-速報は25位
井上「その時が一番びっくり。どんどん順位が上がっていって『もう呼ばれないんじゃないか』と思ってたら呼ばれたので、本番でも速報みたいに呼ばれるって思ってました。名前を呼ばれて、わーって泣いて、それからしばらく涙出なかったけど、いろんな人のスピーチを見てるとき、実感してすごい泣きました。私にとってすごく上の順位なので、頑張って見合うようになりたい」
▼冨吉明日香 絶対リベンジ、みんなとの約束達成
冨吉明日香も42位で初の「当選」。
冨吉「去年が速報55位で本番は圏外だったのですごく悔しくて。絶対リベンジしようってファンの皆さんと約束して、目標を55位にしてたんです。はるかに高い順位でびっくりしたし、感謝でいっぱい。りこぴ(坂口理子59位)とかぴーちゃん(駒田京伽60位)が呼ばれたとき私だけ呼ばれず不安は正直ありました」
-壇上で「トミヨシレボリューション」(キャッチフレーズ)をやってほしかった
冨吉「度胸がないんで…」
マネジャー「来年はやろう」
冨吉「やります!」
▼本村碧唯 悔しいから見返そうの声に励まされ
1期生の本村碧唯は、80位から自身最高の36位へ大きく飛躍した。
本村「速報も36位で、そのまま維持できたってのがすごい。これから落ちずに上がっていって、HKTの選抜にもこの勢いで戻れたら」
-7thシングルでの選抜落ちで、ファンが奮起した
本村「それは大きかった。握手会でも『悔しいから見返そう』ってファンの方が言ってくれて、うれしかったです」
不安と緊張に包まれた「祭り」はひとまず終了。それぞれの思いを抱え、少女たちの笑顔が一層輝く季節が到来する。
村重「選挙期間中ってドキドキハラハラしてて落ち着かないので、解放感というか」
本村「一段落したって感じ」
村重「夏が来るぞーって(笑)」
-ミュージックビデオの撮影もありますね
本村「ほんとだ! 楽しみー!」
●スピーチMIPは今年もあの人
メンバーの印象に強く残ったのは、手鏡を見てトイレに直行したあの人。
-印象に残ったスピーチは
6人「(即答で)じーな(53位・神志那結衣)」
本村「本当にトイレ行くって、思わんかったくない?」
-足をモゾモゾさせていた
井上「分かりやすいんです。公演中のMCでもあの動きするんですよ(笑)。『トイレ行きたそうな動きしてるよね』って、周りとしゃべってたんです」
他の追随を許さない強烈な個性が、来年はどんな形ではじけるのか。
=2016/06/28付 西日本スポーツ=