内川4安打 4連続適時打で一挙5点!

西日本スポーツ

 3割のラインを割りかかっていた打率は、一夜にして3割1分まで跳ね上がった。これぞ4番で主将の意地。内川が今季2度目の4安打固め打ちで大逆転劇の一翼を担った。「勝ちにつながって良かった。自分の中でこれかなというのが練習の中で見つかったし、いいきっかけになってくれるかな」と息を吐いた。

 8回の同点劇では、貴重な一打を放った。柳田の適時打で1点を返し、4点差でなお1死一、二塁。代わったばかりの益田のカットボールを捉えた。中前で弾んだ打球を中堅岡田が後逸して2者をかえし、一気に三塁まで進んだ(記録は中前打と失策)。「打たなきゃしょうがない場面だったんで、投手も代わって、気分も変えて打ちたいなと思っていた」

 それまでもチーム全体が打ちあぐねていた初対戦のルーキー関谷を攻略していた。工藤監督も「みんなが打っていないときに逆方向に飛ばせる。チャンスメークの役割を果たしてくれた」。2、4回は先頭でいずれも右前打。6回は1死一塁から左前打を放ち、好機を拡大した。

 この日だけではない。交流戦では中日の若松、DeNAのモスコーソら、他の打者が苦戦していても内川のバットは変わらずに快音を響かせてきた。「僕はそういうのを打たないといけない立場でやってきた。速い球を本塁打(にする)というより、どんな球でもどうにかして反応して打たないといけない。どのボールでもきちんと打たないといけないから」。関谷には3安打とプロの洗礼を浴びせた格好だ。

 マルチ安打は7試合ぶり、3安打以上だと43試合ぶりという久しぶりの大爆発。工藤監督も「スーパーうっちー君が出てくれた」とご満悦の様子だ。もっとも当の本人は涼しい表情だ。「久しぶりと言われるのは寂しいな。一人の投手だけでなく、他の投手から打てたのは気分的にいいところもある。明日からも続けていきたい」。強いホークスには頼もしい主将がいる。 (小畑大悟)

=2016/06/30付 西日本スポーツ=

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