伏兵 高梨に7回11三振 打線組み替え実らず

西日本スポーツ

 5点を追う9回。先頭で出塁した内川を一塁に置き、中村晃が2ランを右翼テラス席にたたき込んだ。2日前のロッテ戦では5点差をひっくり返しての大逆転勝利。スタンドは再び奇跡を信じ、声をからしたが、後続の3人が凡退した。

 「明日につなげる、とかそんなことは考えていない。今日をどうするか。最後の3アウトを取られるまでやるべきことをやっていくのがホークスの野球」。4番打者として、意地の一打で反撃ののろしを上げた内川は悔しさをにじませた。前カードのロッテ3連戦の初戦も、敗れたとはいえ、4点を返す粘り腰。この日の9回の攻撃も「次」につながることは間違いない。

 ただ、今季3度目の先発となった高梨を打ちあぐねた事実は見逃せない。前日(6月30日)に無安打に終わるなど調子が下降気味の長谷川をスタメンから外し、吉村を7番DHで起用。中村晃を今季2度目の5番に入れるオーダーで臨んだが、2点を追う2回には中村晃、松田、吉村が3者連続三振に切って取られた。7回まで11三振を計上。一人の投手に2桁三振を奪われたのは、楽天・則本を相手にした開幕戦以来今季2度目だ。今後も先発として対戦する可能性があるだけに、高梨対策は急務だ。

 「こういう試合もあるけれど、横から見ていると、低めのボール球の三振が多かった。見極めというのはしっかりやっていかないと」。史上最速のマジック点灯を目前に沈黙した打線に工藤監督の表情も渋い。2日の先発は有原。3日の先発予定は大谷と、防御率でリーグ1、2位を独占する難敵が立ちはだかる。工藤監督が目指す「カード勝ち越し」を果たすためにも、気を引き締め直して好投手に立ち向かう。 (倉成孝史)

=2016/07/02付 西日本スポーツ=

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