千賀 無傷7連勝 連敗ストッパーの役割きっちり

西日本スポーツ

 無敗の右腕がチームの危機を救った。千賀が7回途中まで2失点でしのいで、開幕から無傷の7連勝を飾った。「調子は良かったけど、もったいない失点もあった。野手の方が初回に3点を取ってくれたので、楽な気持ちで投げることができた」。連敗を止める力投を見せ、勝利のハイタッチに笑顔で加わった。

 沈黙を続けていた打線が初回に3点を奪い、8試合ぶりに先制。意気に感じた。初回、先頭西野には150キロ台の直球を6球続けての見逃し三振で発進。この日の最速は152キロを計測。その真っすぐ中心の組み立てで序盤から飛ばした。「前回の反省でフォークに頼っていると言われた。真っすぐで勝負しようと」

 3回は直球を狙われ、2死三塁から安達に右前適時打を浴びた。満塁とピンチを広げて、クラーク。ここは温存していたフォークで空振り三振に仕留めた。「なるべく最少失点でいかないと厳しい。抑えられたのは良かった」。7回に内野ゴロの間に2点目を失い、降板となったが、堂々としたマウンドさばきだった。

 チームは4連敗中。プレッシャーのかかる中での白星は工藤監督からも手放しでたたえられた。指揮官は「連敗している中で初回から気持ちも入っていた。いけるところまでいこうという姿勢は、勇気を与える。自分のスタイルとしていってほしい」。もっとも千賀は「危なっかしい場面もあったし、中継ぎにも力を借りてしまった」と満足はない。

 ただ、1年間の成長を示したのも事実だ。昨年8月18日のオリックス戦。ここ京セラドーム大阪で7回無失点とエース金子に投げ勝った。先発初勝利を手にした思い出の地。立ち上がりに浮足立っていた姿はもうない。連敗ストッパーの役割を果たし、自身も今季無敗のまま7連勝。「今日は真っすぐをちゃんと投げられたけど、変化球を操れなかった。次までに修正、いや練習してきます」。負けない男は、さらに上を目指す。 (小畑大悟)

=2016/07/07付 西日本スポーツ=

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