武田 痛恨の一撃 西との投手戦6回伏兵ボグセに2ラン

西日本スポーツ

 ■7回1/3を3失点
 
 表情をゆがめながら、武田は痛恨の一撃を見送った。6回1死一塁。ボグセビックへ投じた、1ストライクからの2球目だった。ストライクゾーンからボールへ。そんなイメージだった140キロ直球は引っかけ気味に甘く入った。左翼テラス席へ。西との緊迫した投げ合いで、2号2ランで流れを変えてしまった。

 「思っていたよりも、中に入ってしまいました」。初対戦の助っ人とはいえ、試合前の打率は2割1分1厘。4月23日のロッテ戦、涌井から放った来日1号以来、柵越えのなかった“伏兵”に決められた。武田にとっては、6月12日の巨人戦以来、5試合ぶりの今季11被弾目。「西さんがいいピッチングをしていたので」。8回1死二、三塁と走者を残して降板。西とは今季4度目の投げ合いで2連敗となった。援護がなかった一方で、粘りきれなかったのも現実だ。

 2年連続の2桁10勝目を狙った。前回12日のロッテ戦の途中に続き、この試合では初回から走者なしの場面でも、普段のノーワインドアップ投法ではなくセットポジションで投げ始めた。フォームの安定度が増し、投球に反映されている。

 ■4敗目も前向き

 立ち上がりからカーブを操り、カウントを稼いだ。5回まではヒット1本。本多のエラーや自身のボークなどで背負った3回2死一、三塁では、糸井をこの試合初めて投げたフォークボールで遊飛に打ち取るなど、投球の幅も見せた。

 工藤監督は「球自体は前回より良かった。先に点をあげちゃいけない、という気持ちが、なかなかいい方向にいかなかった」と分析した。武田自身も「バランスがいい。当分、これでいきたい。いい傾向は出ている。僕の中では、次につながる」と黒星を喫しながら、手応えをつかんだ。次回登板で、この内容と結果を重ねたい。 (谷光太郎)

=2016/07/20付 西日本スポーツ=

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