古豪久留米商好発進 5人抜き主将「絶対勝つ」 第1回大会出場通算6度優勝

西日本新聞

 伝統校が主将の5人抜きで発進した。大会が創設された100年前に畳に上がった12校の一つの久留米商(福岡)。初戦の2回戦で玉造工(茨城)を相手に、先鋒の足立啓(3年)が全て一本勝ちで決着をつけた。

 この大会で久留米商が紡いだ歴史を、足立は知っている。戦前戦後に通算6度の優勝を果たし、1世紀にわたって出場し続けてきた。「強くなりたくて、普段の練習に来てくれた多くの先輩の胸を借りた。道場にある優勝旗のレプリカを見ては、刺激ももらった」

 相手先鋒を内股で仕留めると、次鋒以降にも立ち技、寝技を自在に駆使し、危なげなかった。「週5回、体力をつけるために走り込んできた朝練習を生かせた」

 長短の距離でタイムを設定し、一人でも後れを取ると、全員がやり直す。この朝練習に、女子主将の倉光佑依(同)はもう一つの効果を認めている。「団体戦で仲間のために闘うという気持ちも養ってくれた」

 選手が4人だけの女子は32強に入った。「高校生最後の大会で最高の団体戦を闘えた。悔いはない」と倉光。母校を指導して2年目の野上紗希監督は「心技体の全てを出し切る大舞台が金鷲旗。男子の悔し涙も見たくない」と励ます。

 3回戦で競うのは田村(福島)。初戦で同様に先鋒が5人を抜いた。「絶対に勝つ。女子に負けられない」。主将は言い切った。勝てば、春の高校王者の日体大荏原(東京)が次の相手となるだろう。

=2016/07/23付 西日本新聞朝刊=

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