[2016年]1年素根奮闘、南筑3位 5回戦、準々決勝 窮地で計7人抜く

西日本新聞

 こらえていた涙があふれた。女子で南筑を、初の3位まで引っ張った1年生大将。「チームの目標までたどり着いたのはうれしい。でも負けて終わるのは悔しい」。敬愛に屈した準決勝。素根輝(あきら)は中堅の新森に「指導3」で敗れ、初めての金鷲旗は幕を閉じた。

 快進撃だった。前日の熊本西との4回戦で逆転の2人抜き。この日も藤枝順心(静岡)との5回戦で4人を抜き、準々決勝では全て大内刈りによる一本勝ちで長崎明誠の3人を抜いた。引き分けさえ許されない状況を次々と打ち破った。父の行雄さんに「世界で輝いてほしい」と名付けられた、その名の通り、まばゆい光を放った。

 だが、準決勝は1人抜いた後、昨年の全国総体70キロ級女王の新森を抜く力は残っていなかった。「力尽きたとは思ってない。ただ、パワーとスタミナは全然足りない」。鮮烈なデビューを飾ったヒロインは唇をかんだ。

 南筑の広瀬豊彦監督は「1、2年生中心で経験が少なく、まだ素根頼り。藤枝順心戦を、もう少し楽に戦わせていれば…。素根は精神的に成長し、チームにとってもこの経験は大きい」と手応えを感じている。「スタミナと力をつけ、技術を磨いて来年は優勝する。五輪で金メダルを取りたい」。そう言い切った1年生が、100周年の記念大会で新たな記憶を刻んだ。

=2016/07/24付 西日本新聞朝刊=

2017年に南筑高校が優勝 記事はこちら

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