千賀 6回0封も… 握力低下無念降板

西日本スポーツ

 ■中盤球威落ちすっぽ抜けも
 
 無念の思いで降板した。千賀が7回のマウンドに上がることはなかった。6回まで被安打1の無失点。打者18人で片付けた。91球と球数には余裕があったが、握力が低下した。「握力というより、バテただけ。それが替えられる材料になった」と唇をかみしめた。

 不敗右腕は序盤から飛ばした。初回から2回にかけては秋山、メヒア、中村の中軸を3者連続三振に切って取った。4回まではパーフェクト投球。5回1死から浅村の左前打でこの試合初の出塁を許したが、後続を断った。6回も下位打線を三者凡退に仕留めた。

 しかし、中盤に差しかかり、球威が落ちた。立ち上がりに150キロを連発した直球が140キロ台前半に。すっぽ抜ける球もあった。「力んで投げてしまった。バランスも悪くなって、疲れていたのかな。あんなスピードだったし…」。首脳陣に交代を告げられた。

 自身初の開幕ローテーション入りを果たし、前半戦を8勝無敗で折り返した。球宴休みの2日間はひたすら疲労回復に努めた。「何もしていません。リフレッシュした」。ゆっくりと自宅で過ごし、後半戦へ備えた。ローテを守ることの大変さを身に染みて感じた。

 ■無敗継続14イニング連続無失点

 中9日での後半戦初先発は苦いものとなった。「東浜にしてもそうだけど、ローテで回るのが初めてなので、バテみたいなものがきてもおかしくない」とは佐藤投手コーチの見解だ。千賀は「それ(疲れ)は僕だけじゃなくみんなにある。その中でやっていけるというものをの出さないと、1年間はやっていけない」と力を込めた。

 苦しい中でも13日のロッテ戦から連続無失点を14イニングに伸ばした。その間の被安打はわずか計4本だ。「打線が少し元気がないと思われている中で、もうちょっと投げて貢献したかった」。いまだ無敗の右腕にとっては何とも消化不良の一戦だった。 (小畑大悟)

=2016/07/24付 西日本スポーツ=

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