佐賀商 初代女王の誇り 安永4人抜き 逆転で3回戦進出

西日本新聞

 団体戦の初代女王、佐賀商が逆転勝ちで3回戦に進んだ。初戦で相手副将と大将を抜いた中堅の安永早希(2年)が、津田学園(三重)との2回戦では相手次鋒から一気に4人抜き。「会場が広くて緊張したけど、楽しかった」。初出場の大舞台で笑顔を輝かせた。

 1968年に始まった玉竜旗女子。当初は個人戦だったが、72年から団体戦となった。当時は3人制点取り方式で、決勝では佐賀商と小倉商(福岡)が対戦。この大一番での大将戦を制したのが、今も佐賀市の黒田道場で指導に当たる黒田(旧姓八戸野)清子さんだ。

 先鋒の江下明日香(3年)は黒田道場の卒業生。「基礎を教えてもらったから、玉竜旗にも出ることができた。清子先生みたいに頑張りたい」。黒田さんも1月の初稽古にほぼ毎年顔を出すという。城ケ崎郁剛監督も「最初の優勝校は佐賀商だからな」と、生徒たちに言い聞かせてきた。

 もう一つ、選手たちには特別な思いがある。同校の徳永清成校長が本年度限りで定年退職するからだ。86年から98年まで剣道部の顧問を務め、現在も道場で稽古をつけてくれる恩師へ、玉竜旗での好成績を報告することを誓っている。

 選手たちが目指すのは8強入りと、今大会に出場した佐賀県勢の最高順位。「自分たちも伝統を受け継いでいきたい」と江下。団体戦の初代女王の誇りを受け継ぎ、さらなる成長を遂げる。

=2016/07/26付 西日本新聞朝刊=

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