明石 ハムもビビった!? 新1番!!3安打

西日本スポーツ

9回1死一塁、二盗を決める明石 拡大

9回1死一塁、二盗を決める明石

 手痛いサヨナラ負けの中で、復活を期す背番号「36」が頼もしい光を放った。昨年9月12日の楽天戦以来、約1年ぶりの3安打猛打賞。「いい流れはつくれたと思う。勝てたらもっと良かったけど…」。右肩痛から4カ月ぶりに1軍復帰してまだ2試合目ながら、新リードオフマンは北の大地で手応えを感じ取った。

 互いに無得点で迎えた6回。先頭打者で得点への道を切り開いた。先発高梨の初球、外角真っすぐを逆らわずに左前へ。今宮の送りバントに柳田の死球、内川の単打とつながって1死満塁。松田の左前適時打で先制のホームを踏んだ。

 札幌決戦に照準を合わせてきたかのように、打ちまくっている。前日の29日は大谷と並ぶ「2本柱」となった有原との対戦で、自身今季初安打となる三塁打を放った。「昨日有原の球を見られた分、今日の高梨はゆっくりと球を見ることができた」と打ち明けた。

 ■9回には二盗

 3回1死からは遊撃への内野安打で出塁。9回にはマーティンから左前打で出塁すると、続く今宮への初球に二盗を決めた。「三盗もできそうだった。流れも変わっていた」と悔しがったが、2試合で9打数5安打。後半戦に入って爆発力に欠ける打線のカンフル剤になろうとしている。

 4カ月間にも及んだ筑後でのリハビリは、一進一退の苦しい時期が続いた。4月下旬に一度は2軍戦に復帰したが、わずか2試合でリハビリに逆戻り。「一番ひどいときは日常生活で何をしていても痛かった」。眠ることもままならず。7月に入り、炎症を抑えるための注射がやっと効いた。

 患部はもう気にならないという。今の打撃について「しっかりタイミングが取れているから。まあまあ、かな」と表情を崩した。福田、本多、長谷川、城所、高田、牧原、中村晃、今宮、松田に続いて今季10人目の1番打者。能力の高さは誰もが認めるところだ。Vロードに欠かせないピースが、本来の姿を取り戻しつつある。 (谷光太郎)

=2016/07/31付 西日本スポーツ=