柳田不敗弾 13連勝!!7月MVP有原撃ち

西日本スポーツ

 高々と反撃のノロシを上げた。2点を追う4回、先頭の柳田。7月の月間MVP右腕の145キロを痛打した。内角高め、ボール気味の厳しい球。詰まりながらも打球は左翼テラス席へ吸い込まれた。6試合ぶりの13号は、1週間前に札幌で見舞って以来。「テラス様ありがとうございます」。左越え弾は6月以来の真骨頂。感想と別に、有原へのダメージは甚大だった。

 「いくとは思わなかった。フェンス(直撃)いくかなとは思いましたけど。いつも以上に気持ちが入ってた。(先発の)和田さんも初回、点取られたけど、後ろで守ってて、気持ちが入ってるように見えた。ゼロのままじゃね。何とかしたいという気持ちで」

 球宴明け間もない頃だった。ミーティング後、打撃コーチ陣からその場に残るよう告げられた。元来は希望者が行うアーリーワークへの参加勧告だった。翌日の早出練習で、フルスイングした視線の先。一塁ベンチ前の辺りで、じっと己に目を凝らす工藤監督の姿が視界に入った。懸命さを欲する指揮官の姿勢をひしひしと感じながら、突入した8月戦線だった。

 本塁打を放った今季過去12戦でチームは全勝。「ギータ君のホームランで『いける』となって。ムードが良くなったところで4、5番がつないでくれた」。工藤監督の言葉が、縁起物の効用を物語る。内川、松田が連打で続き、中村晃が送りバントを初球できっちり三塁手前に決め、1死二、三塁。8番から7番に打順を上げた絶好調の鶴岡が同点打、さらに吉村が右犠飛で一気に勝ち越した。

 有原に7月唯一の土をつけたのが前週のソフトバンク。今週は本拠地で返り討ちにし、今季の対戦は3連敗から2連勝と巻き返した。しかもここにきて連破した意味は大きい。アーチ不敗神話の話題には、本気かウソか「えっ、そうなんですか!?」と驚き顔。続けて「本数少ないんで」と苦笑した。「前回、頭(初戦)取った後にやられてるんで。同じ展開にならないように、また明日頑張りたい」と興味は6日の高梨攻略へ移った。 (森 淳)

=2016/08/06付 西日本スポーツ=

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