千賀 開幕連勝「8」で止まった 6回で自己最多タイ13K

西日本スポーツ

 止まってしまった。開幕から無傷の8勝を積み上げてきた千賀に、18試合目で初めて土がついた。2位日本ハムとの直接対決で、6回を今季ワーストの5失点KO。「危ない投球をしていたので、そのうち(初黒星が)あるとは思っていたけど…。ここで負けてはだめ」。大事な試合で責任を果たせなかった背信投に悔しさをにじませた。

 ■今季最悪5失点

 初回からペースをつかめなかった。先頭西川を内野安打で出すと、2度目のけん制が悪送球となった。大谷は高めの151キロで空振り三振に仕留めたが、2死三塁で中田に直球を中前への先制打にされた。さらに3回は中島に粘られた末の13球目で四球を与え、大谷に左翼テラス席への15号2ランを献上。こちらも打たれたのは外角高めに浮いた直球だった。

 対大谷は2013年から通算7打席目で初めて浴びた安打が手痛い一発になった。「フォームのバランスに多少のズレがあった。修正できなかったわけじゃないけど…」。直球が思ったように操れず、ボール球が増えていった。2点を追う6回2死一、二塁で、大野に許した2点二塁打も浮いた直球を痛打された。

 意地は見せた。フォークボール、スライダーにはキレがあり、降板する6回まで毎回の13奪三振。2桁は今季4度目で自己最多タイだった。「(相手先発の高梨が)なかなか点が取れない投手だと分かっていたのに。三振を多く取っても点を取られてはだめ」。打線が高梨を攻めあぐねたからこそ、小刻みな失点が余計に重くのしかかった。

 ■プロ最多137球も

 前回7月30日は、同じ日本ハム相手に7回2失点だった。ただ2点リードの7回に一気に追いつかれて今季9勝目を逃した上、試合はサヨナラ負け。雪辱を誓って上がったマウンドで、プロ最多137球の熱投は実らなかった。

 「本人が一番反省していると思うし、だめなところも分かっていると思う」。工藤監督は千賀の心情を察した。先発ローテーションに定着して1年目。ここまで8勝は12勝の和田、11勝の武田に続くチーム3位だ。「まだまだ成長過程の選手だし、いろいろ学んで身につけて、大きくなってもらわなきゃいけない選手」。指揮官は苦い敗戦を今後への糧とするよう求めた。 (谷光太郎)

=2016/08/07付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ