19イニング適時打無し 勝負の夏 貧打深刻

西日本スポーツ

 ■手負いの主将奮闘も…
 
 手負いの主将が二塁に頭から飛び込んだ。2点を追う6回、先頭の内川が代わったばかりの青山から右翼線二塁打。腰に不安を抱えながらの激走を「そんなものを気にしているようなら、出ないほうがいい。(頭から?)どうでもいいこと。負けちゃえば一緒」と淡々と振り返った。

 内川のこの一打から1死満塁と攻め、本多の押し出し四球で1点を返した。ここでベンチは代打吉村を送ったが、見逃し三振。中村晃も中飛に倒れた。工藤監督は「みんな一生懸命やっているのが表に出てないというか…。ちょっと悪い方へ、悪い方へといってるんでね」と頭を抱えた。

 序盤は、今季1軍初登板の菊池を拙攻で助けた。初回は先頭の中村晃が四球を選んだが、今宮が遊ゴロ併殺。強攻策を選択した指揮官は「(菊池は)初登板で先頭打者に四球。(送りバントで)1死を与えるより、打つ方が投手が嫌がるかなと。併殺は僕の責任と言えば責任」と悔やんだ。

 3~5回も走者を得点圏に進めながら、あと一本が出なかった。菊池には昨年7月の対戦で5回で4点を奪って黒星をつけたが、この日は5回を無得点に封じられた。菊池降板後の6回に1点を返し、8回は代走牧原が二盗と失策で三塁に進み、福田の捕ゴロの間に同点としたが、タイムリー欠乏症は深刻だ。

 前カードの日本ハムとの首位攻防3連戦は2勝1敗で勝ち越したが、適時打はわずか1本のみ。これで19イニング連続適時打なしだ。守護神サファテが負傷交代する最悪の事態も発生した直後の9回2死二塁では、柳田が無念の空振り三振に倒れた。内川は「やることは変わらない」と言い切った。打線の長い“夏休み”はそろそろ終わりにしないといけない。 (小畑大悟)

=2016/08/24付 西日本スポーツ=

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