松坂 バンデンともに今週末2軍戦登板へ

西日本スポーツ

 救世主は俺たちだ! 疲労の蓄積などで2軍再調整中のリック・バンデンハーク投手(31)が今週末の巨人との2軍交流戦(9月3日別府、4日大分)で実戦復帰することが濃厚となった。28日、筑後屋内練習場のブルペンで50球を投げ込み、順調な回復ぶりをアピールした。一方、右肩手術からの復帰を目指す松坂大輔投手(35)はこの日、四国アイランドリーグplus香川との3軍交流試合(タマスタ筑後)に先発し、3回を1安打無失点。日本球界復帰後最速の147キロをマークした。松坂も次回は巨人との2軍交流戦に先発する見込みだ。

 ■ブルペンで50球 復帰戦は先発3イニング程度

 バンデンハークの復帰への足取りが、日に日に確かなものとなっている。今後の経過を慎重に観察しながらとなるが、9月3日からの2軍戦での実戦復帰が内定した。「足も首ももう大丈夫だよ」。明るい表情で話した。

 28日は筑後屋内練習場で汗を流した。キャッチボールの距離を伸ばしていき、ブルペン入り。変化球を交えて50球を投げ込んだ。一度、ブルペンから出てキャッチボールを行うと、再び傾斜に戻った。「体の使い方をチェックしていた」と大粒の汗をぬぐった。

 6月1日に出場選手登録を抹消された右腕は、8月10日のウエスタン・阪神戦で一度は実戦復帰した。しかし、思うように状態が上がらず、1週間後に予定されていた登板を回避。1軍復帰プランも浮上していたが、スケジュールは白紙に戻されていた。「試合への準備はできている」。懸命なリハビリで状態が上向いたことで、再び実戦復帰のスケジュールが立った。

 倉野投手総合巡回コーチは「状態は上がってきた。(復帰は)早ければ週末になる」と説明した。バンデンハークも「(試合で)投げることを楽しみにしている。今やっていることを変えずにバランスや投げ方を意識していきたい」。日本ハムとのマッチレースとなったシーズンも終盤にさしかかり、焦る気持ちもある。

 復帰戦は先発で3イニング程度を予定。前回の実戦復帰時も最短では2試合の2軍登板で1軍昇格するプランが組まれていた。今回も同様なら、9月中旬以降の1軍復帰が可能となる。9月21日の日本ハム戦からは8連戦も組まれており、先発陣の救世主としての期待も高まる。「もちろん監督次第だけど、2軍で状態がいいと思えば、上げてもらえる」。頼もしい助っ人右腕が、まもなく帰ってくる。 (小畑大悟)


 ■復帰後最速147キロ 41球1安打4K

 左打者の外角低めに147キロが決まった。3回の2人目の打者への3球目。松坂が日本球界復帰後最速をマークした。「真っすぐは(離脱後に)投げだしてから一番。イニングを投げられて良かった」。3回を1安打無失点。41球を投げて4三振を奪った。

 右肩の不調や腰の張りに悩まされたが、25日に2軍戦で103日ぶりに実戦復帰。中2日で先発マウンドに上がった。「初回よりも2、3回の感覚が良かった。ただ、狙ったところより高かったので打者に振られた」と反省したが、直球は145キロ以上が13球と力強さを増していた。

 倉野投手総合巡回コーチは「腕も振れて躍動感があった。今年の中では一番良かった」と評価した。次回は9月3日からの2軍戦で先発し、4~5イニングを投げる予定。「とにかくイニングを増やしたい」。今季中の1軍登板を目指していく。

=2016/08/29付 西日本スポーツ=

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