日本一へのキーマン 柳田CSへ突貫 10・8復帰に全力

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(27)が29日、ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ出場に意欲を示した。1日に右手薬指を骨折して離脱。今も痛みが残り本格的な打撃練習はできていないが、V逸を受けスピード復帰を模索中だ。経過が順調なら10月5、6日にみやざきフェニックス・リーグで実戦復帰し、8日開幕のCSに備える。突貫調整で、下克上での3年連続日本一を目指す。

 ■右手薬指にまだ痛み

 悪夢のV逸から一夜が明け、筑後では下克上の鍵を握る男がバットを振っていた。終戦をテレビで見届けるしかなかったむなしさが右手薬指の痛みと重なる。シーズン最終盤に戦線離脱。柳田は主軸としての責任を痛感しながら、次の戦いに目を向けた。

 「自分がもっと打っておけば優勝できたと思うし、すごく悔しいシーズンだった」。そう言うとわずかな間を置き、自らに言い聞かせるように続けた。「まだ終わっていない。一日も早く。CSで復帰? そうですね。できるならば」。力のこもった言葉だった。

 2位が確定したことでCSは10月8日のファーストステージから始まる。残り10日足らず。復帰へ向けてはギリギリの攻防となりそうだ。スローイングのメドはたったが、本格的な打撃練習の再開時期は未定。首脳陣はぶっつけ本番には否定的で、3日から宮崎で行われる秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」への出場を想定している。日程上、5、6日の出場がデッドライン。ここから逆算してメニューを組み立てていくことになる。

 29日はティー打撃で離脱後最多の81スイング。代名詞のフルスイングに近い力強い振りも披露した。「今日は結構、多めに打った。あとはどれだけ我慢できるか。打ち終わった後はもちろん痛い。痛みが減っていけば、もっと制限なくできる」と前向きに話した。

 見通しが明るいわけではない。離脱時の診断結果は全治6週間。骨は完全にはくっついていない。球団のリハビリ担当は「力を入れたときや、何度も打っていると痛みが増してくる。いつ打てるとははっきり言えない」と説明した。実戦に入るには現状のティーからマシン、フリー打撃とステップを踏む必要がある。

 CSを勝ち上がっての3年連続日本一には柳田のバットが不可欠。それも相手を震え上がらせるフルスイングがあってこそだ。「戻ったところで足を引っ張るんじゃいけない。チームに貢献できる状態にする。できるだけ早く打てるようにしたい」。強い決意とともに、必ずグラウンドに戻るつもりだ。 (小畑大悟)

=2016/09/30付 西日本スポーツ=

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