柳田 フルスイング2発 あす実戦

西日本スポーツ

■1カ月ぶりフリー打撃
 
 右手薬指骨折で離脱中の柳田悠岐外野手(27)が、あす3日のみやざきフェニックス・リーグ初戦(対楽天=宮崎アイビー)で実戦復帰することになった。1日にタマスタ筑後で、西武戦で負傷した9月1日以来1カ月ぶりにフリー打撃を再開。代名詞のフルスイングを確認し自身、周囲とも実戦への移行で意見が一致した。工藤監督も「急展開」と驚くギアチェンジ。1週間後に迫ったCS初戦での復帰へ視界が開けた。

■収穫41スイング

 秋口らしからぬ炎天下、柳田が約1カ月ぶりの打撃ケージへ向かった。久しぶりに風向きを話題にした。打撃投手役の佐々木3軍打撃コーチが笑って肩を回していた。「内容悪いと『球が悪かった』って(新聞に)書かれるわ」。全41スイング。右中間と右翼へ、柵越えは計2本。1度ならず空振りもあった。フルスイングできたからだ。それが最大の収穫だった。

 「痛みも大丈夫でした。しっかり振りました。あとは感覚。実戦感覚、スイングの感覚、ボールへの感覚…。もう僕は(実戦に)いく準備はしてます」

 焦点は「しっかり振って(右手薬指に)痛みがないか」に尽きた。その点、フォローの最後まで右手でバットを握って振り切っていた。内容は「まだまだ全然」とかぶりを振るが「もうあんまり時間ないんで。できるだけやっていくしかない」と1週間後を見据えた。リハビリ組を預かる斉藤3軍コーチは「柳田は(フェニックスリーグが行われる)宮崎に行きます。しっかり振ってるんで。後は感覚。一日でも早くということで、こちらとしては送り出した」と説明した。

■「あとは感覚」

 投げてくれた3軍首脳陣も同意見だった。佐々木コーチは「振れとるんやないの。試合から離れとるから、後は実戦感覚やろ」ときっぱり。続いてマウンドへ行った石渡3軍監督も「振れてたよ。本人の感覚次第だけど、もう実戦に入った方がいいんじゃないかな」と見立てた。練習後にお礼を言う柳田の声が響いた。2人は笑顔で見送った。

 あす3日に実戦復帰。「あっ…そう!? へえ、それは何か、急展開だね」。レギュラーシーズン最終戦に備え、仙台へ向かう工藤監督の顔がパッと明るくなった。前日にヤフオクドームで柳田から経過報告を受けたが「まだティーぐらいしかしてないって聞いてたから」と予想外だった。「できると思ったところで(1軍に)来てもらうのが何より。打つ、打たないは別として」と心待ちにする。「本人もそうだけど、チームもファンも待っている」

 スケジュールを定め、逆算して調整するやり方ではない。柳田は一段ずつ階段を上がる。ただ、決めたこともある。「思ったよりいけた。だから、もっとやらんといけん」。気概が前に出た。 (森 淳)

=2016/10/02付 西日本スポーツ=

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