千賀 侍JAPAN入りへ

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(23)が、11月10~13日にメキシコ、オランダ代表と強化試合(東京ドーム)を行う侍ジャパンのメンバーに内定したことが4日、分かった。球団が正式に認めれば、今月中旬に発表されるメンバーに名を連ねる見通しだ。先発ローテに定着した1年目でリーグ4位タイ12勝をマーク。成長著しい育成枠出身右腕は、ポストシーズンを勝ち抜き、日本一を手土産に日本代表入りする。

 ▼常連武田も内定

 念願だった日の丸を背負う。3日、侍ジャパン首脳陣のスタッフミーティングが東京都内で行われ、11月開催の強化試合に招集するメンバーを確認。ホークス投手陣からは、常連の武田に加え、千賀が内定した。常々「誰しも国際舞台のマウンドに立ちたい思いはある」と口にしていた千賀にとって初の侍ジャパン入りだ。

 プロ6年目の今季は初めて先発ローテーションに定着し、リーグ4位タイ12勝(3敗)。最高勝率の条件には1勝足りず初タイトルこそ逃したものの、勝率8割、同3位の防御率2・61と、十分な成績で代表入りをつかんだ。侍ジャパンの小久保監督は、ホークスで2年間同じユニホームを着た先輩。今回の強化試合に続き、来年3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)と貢献できれば、恩返しになる。

 一戦必勝の国際大会。それまでに、チームの短期決戦では大役を任されそうだ。きょう5日の首脳陣ミーティングで最終決定される見通しだが、ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(8日開幕)の“開幕投手”が濃厚。今季ロッテ相手に7試合に登板して無傷の4勝、防御率2・36と抑えてきた相性は心強い。

 「向こうの勢いに負けたくない。うちは一つ上の順位のチームとして戦っていきたい」。4日はヤフオクドームでの投手練習に参加。ランニングやキャッチボールなどで汗を流した。「シーズン中も言い続けてきたけど、ゼロで抑えることが目標」と表情を引き締めた。

 ファーストステージを突破すれば、日本シリーズ進出を懸けて日本ハムと敵地で戦う。左肘の不調で戦線を離れている和田が復帰する可能性がある。「チームにとって、和田さんが戻って来るのはいいこと。大きなことは言えないけど、そこまで勝っていければ」とバトンをつなげる決意だ。

 千賀が逃した最高勝率は15勝5敗、勝率7割5分の和田がほぼ手中にしている。和田からは「悪い、もらっちゃった」と、あえて軽い口調で慰めてもらったという。「その代わり賞金でご飯おごってください」と応じたという。「こちらからも、何でも言える先輩なんです」。チームのため、先輩のため、3年連続日本一を後押ししていく。

■和田にバトンつなぐ

 左肘の不調で出場選手登録を外れている和田が、日本ハムとのCSファイナルステージ(12日開幕、札幌ドーム)での復帰登板へ前進した。ヤフオクドームでのキャッチボールで約35メートルの距離を山なりの軌道で投げた後、約18メートルの距離で強めに約20球を投げた。

 約18メートルの距離では、数歩の助走をつけて低い軌道の球を投げた。「徐々にやってみようかな、と。あれくらいなら大丈夫」。今後の調整については「そこ(ファイナルステージ)を目指していきたい」と口にしたが、同時に「どういう感じで回復するかは分からない。慌ててやって、『また』というのはよくない」と慎重な姿勢も崩さなかった。

=2016/10/05付 西日本スポーツ=

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