真砂U-23日本代表の4番候補 侍小久保監督“秘蔵刀”短尺バット手に

西日本スポーツ

 28日からメキシコで開催される野球のU-23(23歳以下)ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表が22日、千葉県柏市のJR東日本野球部柏野球場で初練習を行った。福岡ソフトバンクから選出の真砂勇介外野手(22)はトップチームを率いる小久保裕紀監督(45)が現役時代に使った、練習用の短尺バットを用具から発見。自身の課題克服に活用し、4番候補と期待される打撃のヒントにした。

 侍ジャパンのユニホームに袖を通した期待のオールラウンダー真砂が、練習初日に一風変わったものを見つけた。マスコットバットやノックバットの束の中に、約65センチしかない赤バット。「何だろ、これ?」と手に取ってみると、銀色で「小久保裕紀」と印字がある。「うわっ!」と途端に扱いが丁寧になった。

 トップチームの小久保監督が、現役晩年に使った練習道具だった。体付近でスイングし、軸回転の意識付けに利用。自主トレ先の米アリゾナで関係者から、当時ヤンキースのA・ロドリゲスの練習法を聞き、取り入れたものだ。素振りをしてみた真砂は「なるほど」と独り言。「最近バットが遠回りしてる感じだった。捉えたと思っても詰まったり。だからピッタリです」と自分なりに感じ取った。

 現役時代の小久保監督に携わった用具メーカー担当者が、現在は侍ジャパン担当。思い立って、眠っていたストックをアンダー世代の各代表の用具に忍ばせていたという。真砂は小久保引退翌年の入団。「小久保さんとつながりがないので恐縮ですけど、試させてもらいます」と侍ならではの“出会い”に感謝した。

 今回が日本代表初体験。国際大会では、海外の投手特有の動く球への対応が必要になる。この点も、課題克服への試金石とするつもりだ。「バットが遠回りしている限り、ぎりぎりまでボールを見ることはできない。練習でやっていることを試合で出せるか」。フリー打撃後に特打も行い、約5時間の初日を終えた。

 この代表の斎藤雅樹監督(51、巨人2軍監督)は「中心としてやってもらわないといけない選手。4番の可能性もある」とパンチ力に期待を寄せた。真砂は来季が高卒5年目で、ドラフト1位指名された創価大・田中正義と同学年。「『スーパー』が入ってきますからね!」と刺激に満ちて、念願の1軍初出場へ刀を研いでいる。 (森 淳)

=2016/10/23付 西日本スポーツ=

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