ホークス工藤監督「戦いはもう始まっている」 猛追秋キャンプ予告

西日本スポーツ

 走れ走れ! 俺たちは追う立場! 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(53)が25日、「全力追走キャンプ」を予告した。秋季練習2日目は約2時間と軽めのメニューで終えたが、選手には「キャンプで走るんだから」と恐怖の予告。多くの選手が悲鳴を上げた昨年の秋季キャンプのメニューは「ウオーミングアップみたいなもん」と表現しており、29日からの秋季キャンプへナインは戦々恐々だ。

■体力&筋力強化メイン

 練習開始から約2時間がすぎ、グラウンドでは中村晃がランニングをしているぐらいだった。「やるなって言ってもやり過ぎるぐらいだからさ」。工藤監督はその意識の高さに目を細めると、すぐに「ジョグぐらいなら、どんどんやっていいんだけど。動きだしの段階でガンガンやるとケガが怖いからね」と続けた。

 その心は「まあ、キャンプで走るんだからさ」というものだ。就任1年目の昨季は、日本一決定から中1日で宮崎入りして秋季キャンプで指導。厳しいランニングメニューなどを選手に課した。もっとも「そんなに走ったっけ? ウオーミングアップみたいなもんです」と回顧。V逸して迎える今秋キャンプは、昨年以上に過酷なものになる。

 この秋季練習初日に「戦いはもう始まっている」と訓示。選手たちもみやざきフェニックス・リーグ参加選手のランニングメニューを伝え聞き、そうした「空気」を感じている。例えば「1キロ走×10本」「400メートル走54秒以内×10本」といった具合。「400メートルを54秒以内ってまあまあ速いですよね…?」と、ある投手は困惑気味の表情だ。

 「工藤塾」とも呼ばれる好評?の強化トレーニングについても、工藤監督は「投手コーチがプランを練ってくれている」と話した。これまでは基本的に若手投手が対象だったが、藤井打撃コーチによると「投手がやっていたものを野手にも取り入れて、という話は聞いている」だけに、野手陣も対岸の火事ではない。

 工藤監督は「ランニングもトレーニングコーチが考えてくれている。体力と筋力をメインにやりたい」と、29日に始まる秋季キャンプの要綱を述べた。選手たちが拍子抜けするほどの秋季練習の穏やかムードは、まさに「嵐の前の静けさ」なのか…。 (森 淳)

=2016/10/26付 西日本スポーツ=

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