若田部氏入閣 元タカのエースが若手育てる!

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福岡ソフトバンクのコーチとして入閣することになった若田部氏 拡大

福岡ソフトバンクのコーチとして入閣することになった若田部氏

■来季体制きょう発表
 
 福岡ソフトバンクの来季2軍投手コーチに、球団OBで野球解説者の若田部健一氏(47)が就任することが27日、分かった。前身のダイエーにドラフト1位で1992年入団。2002年オフにフリーエージェント(FA)で横浜(現DeNA)に移籍し、05年に引退するまで通算71勝をマークした。プロ球団での指導経験はないが、若手投手の育成に期待がかかる。

 弱小時代からの変遷を知る右腕がホークスに帰ってくる。4球団競合の末にドラフト1位で入団した若田部氏は、1年目から10勝をマーク。万年Bクラスのチームが強くなっていく道のりに重なるように、1999年には3度目の2桁となる10勝を挙げ、エースだった工藤監督とともに福岡移転後初のリーグ優勝と日本一に貢献した。工藤監督がFAでホークスを離れた翌年も、先発陣の柱として9勝をマークしチームをリーグ連覇に導いた。

 ここまで12球団での指導経験はないが、昨春の侍ジャパンの強化試合、欧州代表戦では投手コーチを務めた。今季は千賀、東浜らの台頭こそあったが、若手投手陣の底上げは常勝軍団構築への大きな課題。弱小時代からチームを背負ってきた豊富な経験に白羽の矢が立った形だ。

 同氏の就任も含めた来季コーチングスタッフは、28日に発表予定。前中日チーフバッテリーコーチの達川光男氏(61)=野球解説者=が工藤体制では初めて設置されるヘッドコーチに就任し、今季限りでロッテを退団した立花義家氏(58)が1軍打撃コーチで5年ぶりに復帰する見込みだ。


 ◆若田部健一(わかたべ・けんいち)1969年8月5日生まれ。神奈川県鎌倉市出身。鎌倉学園高から駒大に進み、東都大学リーグで通算20勝。4球団競合の末にドラフト1位で92年に福岡ダイエーに入団し、2桁勝利を4度マークした。2002年オフにFA宣言し横浜に移籍、05年引退。通算成績は271試合(先発193試合)で71勝75敗、防御率4・15。15年3月に欧州代表との強化試合で侍ジャパン投手コーチ。野球解説者としても活躍中。右投げ右打ち。

=2016/10/28付 西日本スポーツ=