純平 ドラ1唯一1軍未経験 新人王へ正義に勝つ

西日本スポーツ

■現状維持1500万円更改

 2年目の逆襲へ-。高橋純平投手(19)が5日、来季の目標として新人王を掲げた。キャンプ地の宮崎市内で初の契約更改交渉に臨み、現状維持の1500万円でサイン。12球団のドラフト1位ルーキーで1人だけ1軍デビューを逃したものの、ファームで経験を積み飛躍への準備は着々と進んでいる。秋季キャンプ終了後もみっちり鍛え、来季は開花のシーズンとするつもりだ。

 初の契約更改を終えた19歳を待っていたのは、4人の記者だけだった。テレビカメラもない囲み取材。華々しかった昨年の入団会見とは対照的だが、高橋は確実に成長していた。今季は「1軍1勝」を目標に掲げていたが、2年目の来季は「新人王」に変わった。

 高橋「(新人王は)今年も表に出していない中で、大きな目標として持っていた。来年は意地でもステップアップしないといけない。いつまでもルーキーの気持ちではいられない。新人王を取れたら、充実した1年になると思う」

■「悔しさいい材料に」

 球団は高卒選手の初期は育成に主眼を置く。さらに今季は最終盤まで優勝を争ったため、高橋を1軍登板させる余裕がなかったチーム事情もある。それでも「自分の実力不足を痛感している。その悔しさもいい材料になる」。同期入団の1位で唯一1軍を経験できなかったことも胸に刻む。

 今ドラフトでは5球団競合の剛腕、田中(創価大)が1位指名された。「年上なので教えてもらうことが多いと思う。いい関係で切磋琢磨(せっさたくま)できたら」。交渉の席に着いた三笠球団統括本部副本部長も「(高橋は)プロで1年先輩。焦ることはないけど、ライバル意識を持ってほしい」と期待した。

■“延長キャンプ”突入

 新旧のドラ1右腕で新人王を争うためにも、秋季キャンプ後は筑後で“延長キャンプ”に入るつもりだ。夏場に疲れが出て強めの投球ができなかった反省から「休んだらもったいない。頻度は落とすけど、投げるのは続ける」と明言。年末年始は帰省するが、来年1月も筑後で鍛え続ける。

 「今年は1軍に上がれなかっただけに、オフが大事だと思う。春季キャンプに(主力の)A組でスタートできるように」。秋季キャンプでは工藤監督、佐藤投手コーチから徹底指導を受け、確かな手応えもつかんでいる。2年目での「新人王獲得プラン」は明確に描かれている。 (小畑大悟)

 ※金額は推定

=2016/11/06付 西日本スポーツ=

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