ホークス上林振り子でGO!! イチローを完コピ中

西日本スポーツ

■秋季キャンプ

 「完コピ」で来季こそヒット量産! 福岡ソフトバンクの上林誠知外野手(21)が8日、伝説の「振り子打法」での来季の大ブレークを誓った。3年目の今季は14試合出場で4安打と期待を裏切り、宮崎秋季キャンプではオリックス時代のイチロー(現マーリンズ)の打撃フォームの「完全コピー」に挑戦中。8日は宮崎市内の宿舎で現状維持の年俸800万円で契約更改。今季の悔しさをバネに“イチ流”への道を歩む。

 右足を大きく上げ、タイミングを見計らって、バットを振り抜いた。室内練習場で上林がマシンを相手に打ち込む。そのフォームは日米通算4000安打の金字塔を打ち立てた大打者とうり二つ。イチローが日本で大ブレークした若き日の「振り子打法」だった。

 「完全にまねです。足を振り子のようにしています」。昨季はプロ初アーチを逆転満塁弾でマーク。今季はイチローと同じ高卒3年目で大ブレークが期待されたが、1軍ではわずか4安打。昨季首位打者に輝いた2軍でも29打席連続無安打などどん底を味わった。

 来季の巻き返しへ、動画サイトでイチローの映像を徹底的に研究した。その中でも右足を大きく上げていたオリックス時代の映像を繰り返しチェック。「間が取れるし、勢いをボールに伝えることもできる。ボールに力負けすることもない」と習得を決めた。

 秋季キャンプでは「完全コピー」から始めた。時間があれば動画を見てイメージを膨らませ、打撃練習で実践している。「昔から遊びでやっていた。どのくらい足を上げていいのか、など秋でフォームを固めていきたい」と、バットを懸命に振り込む日々だ。

 オリックス時代にイチローのチームメートだった藤井2軍打撃コーチは「間ができてボールを見る時間が長くなるのはいいこと。タイプ的に力の出し方は一緒」と話す。現在80キロの体重も85キロまで増量するつもりで、1日に4300キロカロリー以上の摂取をノルマとする。

■現状維持で更改

 仙台育英高時代は「みちのくのイチロー」と呼ばれ、3年春の選抜ではワンバウンドの球を二塁打にするなど、バットコントロールは天才肌だ。これに「インパクトで力負けしないように」というパワーを加えて、上林の「振り子打法」は少しずつ磨かれている。

 「(ダウンを)覚悟していた」契約更改では、球団の期待がこもった現状維持でサインした。「殻を破って脱皮したい。大きな目標はレギュラー獲得。そこを勝ち取らないと、数字も見えてこない」。ホークスの背番号51が伝説の「振り子打法」を身につけ、来季こそスターダムへの道を駆け上がる。 (小畑大悟)

 ※金額は推定

=2016/11/09付 西日本スポーツ=

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