千賀、侍ホロ苦デビュー 3回3失点1被弾、WBC公認球に戸惑い

西日本スポーツ

■強化試合メキシコ戦

 野球日本代表「侍ジャパン」が10日、東京ドームでメキシコ代表との強化試合に臨み、3-7で敗れた。2番手で登板した代表初選出の千賀滉大投手(23)=福岡ソフトバンク=は一発を浴びるなど3回3失点(自責2)のホロ苦デビューとなった。また、先発で4回1失点の武田翔太投手(23)=同=は、扱い慣れたNPB統一球とWBC公認球の感覚のズレに苦心した。日本は11日にメキシコと第2戦を行い、12、13日はオランダと対戦する。

 国際試合の“荒波”にこぎ出した。千賀の侍デビュー戦。結果は黒星だった。ホークスのチームメート武田の後を受け、同点の5回から2番手で登板。3回を被安打2の2四球で3点を失った。「緊張とかはなかったけど、初めてでこういうピッチングだと、何とも言えない気持ち。なるべく迷惑をかけないようにと思ってたんですけど…」

 ホークスでは今季先発ローテに定着し、初の2桁勝利となる12勝。ストレートの威力とフォークボールの落差を買われ、球数制限のある本大会での「第2先発」を見越した中継ぎ起用となった。もっとも今回が初代表。WBC公認球は初体験で、事前の練習から表面の皮革の滑りやすさに戸惑いを隠せなかった。この日も不安を抱えたまま。「球を扱えていたと言えばうそになる。見ていただいた通り。高めに抜けてますし。(国際仕様の)マウンドも硬い。思っていたより」

 最初の1イニング目はこの日最速154キロの真っすぐ一本。ただ2死から3番のキロスに、外角高めを左翼席まで運ばれた。2イニング目で変化球をまぜたが、2人を歩かせた。ここで解禁したフォークが浮き、ポテンヒットに失策も絡んで2点を勝ち越された。クライマックスシリーズ以来だった実戦のブランクは認めつつも「言い訳にはできない」と悔しがった。

 3イニング目は直球とフォークで、本来のパワーピッチ。メジャー通算300試合超出場のペーニャ、前打席で被弾したキロスを、いずれもフォークで空振り三振に切って取った。「それなりのところに投げたら、それなりに反応してくれる」。最後は楽天のアマダーを中飛に打ち取った。

 小久保監督は千賀について「苦しんでいて、シーズン中のような球を投げられていなかった。ブルペンではいい球がきていたみたいだけど、イニング間や試合の中で修正できなかった」と言及。もちろん千賀も重々承知だ。「(WBC公認球を)慣れないといけない。扱えるようにならないと。一人だけ後れを取ってる。収穫は特にない。悪いことだらけ。ちょっと慣れたぐらい」。終始厳しい表情ながら、その「慣れ」が重要なのもまた事実ではある。 (森 淳)

=2016/11/11付 西日本スポーツ=

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