森福、巨人決定的 由伸監督直電にメロメロ

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクからフリーエージェント(FA)宣言した森福允彦投手(30)の巨人移籍が決定的となった。FA宣言した選手との交渉が解禁された11日、福岡市内で巨人の堤辰佳GM(51)らと約20分間の交渉を行い、宮崎秋季キャンプ中の高橋由伸監督(41)から電話で直接ラブコールを受けた。複数年契約の2年3億円プラス出来高の好条件と背番号13の提示を受けた名リリーバーのホークス退団がほぼ確実になった。 (金額や条件は推定)

 ■憧れの人と1分半

 巨人との初交渉を終えた森福の顔には笑みが広がっていた。正午から約20分の話し合いの「メインディッシュ」は、宮崎の高橋監督からの直接ラブコール。堤GMから携帯電話を手渡され、「小さい頃からのスーパースター」という指揮官と初めて言葉を交わした。

 高橋監督「(今季は)2位で終わって悔しかった。来年の優勝に向けて力を貸してほしい」

 森福「はい!」

 堤GMによると、直接ラブコールの時間はわずか1分半だったという。森福は「はい!」という答えについて、正直に「何て答えていいか分からなかったから」と明かした。緊張のあまり飛び出した返事だったが、ベテラン左腕の胸に憧れの人の言葉が響いた。

 来季の覇権奪回を狙う巨人にとって、課題の投手陣の補強は不可欠。森福は「『来年の優勝のためにセットアッパーとして力を貸してほしい』と言っていただいた」と明かした上で、あらためて「(交渉の)初日からそういうお声をいただくことはすごくありがたい」と目尻を下げた。

 交渉では複数年契約の2年3億円プラス出来高払いの好条件を提示されたとみられ、「しっかりとしたものをいただきました」と口にした。さらに背番号13も提示された左腕は「これまでの19に愛着はあるけど、巨人のエースの菅野君が着けているから」と、新たな背番号にも抵抗はない。

 交渉解禁日の速攻アタックの理由を、堤GMは「どうしてもほしい選手」とした。球界屈指の左キラーを「(長所は)経験。(2013年の)WBCにも出場している。うちにも左はいますが、彼の中継ぎとしての経験はうちに足りないもの。力を貸していただければ」と高く評価している。

 「自分の中でセットアッパーへのこだわりがあるし、『まだまだいける』という気持ちもある。(巨人の)熱意は伝わりました」。11年目の来季は7月に31歳となるが、ホークスで10年間積み重ねた実績と自信がある。自分の求める舞台と、巨人から求められる選手像は合致していた。

 ■鷹と交渉予定なし

 森福は「まだ決まったものは何もない。(巨人での)イメージは湧かない」と話す一方で、何度も「ありがたい」という言葉を繰り返した。「いつまでに、というのはない。ゆっくりといろんな方に相談しながら決めたい」。今後、ホークスと直接交渉する予定はなく、このまま「巨人・森福」の誕生となりそうだ。

=2016/11/12付 西日本スポーツ=

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