松田 去年に続いて…一本締め 初安打が特大弾

西日本スポーツ

■強化試合オランダ戦

 世界に「熱男」を発信! ソフトバンクの松田宣浩内野手(33)が強化試合の最終戦を豪快弾で締めくくった。WBCの前哨戦と位置付けながら、ここまで攻守にやや精彩を欠いていたが、7番三塁でスタメン出場したこの日は4回に反撃ののろしを上げる左越えソロ。昨秋プレミア12の3位決定戦に続く“一本締め”となった。2013年のWBCでも一発を放っており、来春の本番でもホットコーナーは譲らない。

■11打席目ようやく

 今秋最後の4戦目。松田が強化試合11打席目で快音を響かせた。3点を追う4回。オランダの2番手右腕の甘く入った138キロを、左翼席上段まで届けた。ベース一周後、ベンチ前で「熱男」ポーズ。観衆も待ってましたの大唱和だった。「結局、1本だけですけど…。打率は低いですけど、必ず一発は打ちたいと思ってて」。その後は好機で凡退。今強化試合は13打数1安打、1本塁打だった。

 「来年選ばれるかな。8タコやで(試合前まで8打数無安打)」。危機感いっぱいで臨んだ一戦だった。1戦目、メキシコ相手の4打席凡退が端緒。「捉えたと思ったら全然飛ばんかった」という二つの外野フライから、WBC公認球への対応に思いを巡らせた。2戦目は山田の三塁テストで出場機会なし。3戦目で思い切った。普段の「ボールをすくい上げる」という意識の逆で「ボールをつぶしにいった」。ところが「そしたら全部凡打(4打数無安打1敬遠)やった」

 結局、付け焼き刃には頼れなかった。「テツト(山田)君とも話したけど。自分の打ち方を変えて、それで凡打になったらしょーもない。僕の打撃が良くなったのは、すくい上げるようにしてからや」。ともに3戦目まで音無しだった山田との議論の末だった。

 個人的なボール対策は「あまり意識しないのが大事。投げるのも強くスナップを利かせればいい」と結論づけた。山田は三塁起用された2戦目で悪送球があり、4戦目はDH。松田も3戦目でワンバウンドの送球エラーがあったものの、現メンバーで唯一の本職だ。「負けたくない思いはある。テツト君の打撃はすごいけど、サードは不慣れ。本職の人間がきっちり守りたい」ときっぱり言った。

 確率はともかく、昨秋のプレミア12に続く“一本締め”で本番に含みを持たせた。「内川さんが上にいるけど、僕も年齢順でだいぶ上になった。前回WBCで井端(弘和)さんや(松井)稼頭央さんが引っ張ってくれたように…。役割を全うしたい」。主力、年長者として逃げられない戦いになる。 (森 淳)

=2016/11/14付 西日本スポーツ=

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