近未来の正捕手は俺だ!!7人の若武者 工藤監督「すごいよ」 12分間走、全員3000メートルクリア

西日本スポーツ

 近未来の正捕手争い超激化! タカの「扇の要」を目指す若手キャッチャー陣が、激しい競争を繰り広げている。今キャンプには育成も含め7捕手が参加。18日に行われた12分間走測定では、全員が3000メートルを超すなど高いライバル意識が生まれている。チームにとって若手捕手の台頭は大きな課題の一つ。火花バチバチの「7人の若武者」が鶴岡、高谷のベテラン2捕手からマスクを奪う勢いで競争を続ける。

 ■真砂でも2950メートル

 バッチバチのライバル意識が、キャンプ地の体感気温を上げた。雨の中で行われた12分間走測定。残り30秒で、育成の23歳樋越が猛然とスパートをかけ、前を走る拓也に詰め寄った。初日のランニングメニューで途中リタイアし「筑後送還1号」と目された育成1年目捕手は、3030メートルを記録。「樋越は成長したなあ」と、工藤監督も満面の笑みだ。

 樋越だけではない。拓也と同じ24歳の斐紹、栗原(20)、張本(26)、谷川原(19)、育成の堀内(20)と、今キャンプに参加している7捕手全員が3000メートルを超えた。「長距離は得意じゃない」と話すものの、高い身体能力で売り出し中の真砂ですら2950メートル。工藤監督は「捕手全員が3000メートルクリアだもんな。すごいよ」と、選手らの激しい競争意識を喜んだ。

 ■指揮官「まずは体力」

 今キャンプのテーマを「体力・筋力アップ」と掲げているだけに、近未来の正捕手候補らが体力面での成長を見せ始めたことが指揮官の表情を明るくする。「まずは体力がないと練習もできない。試合でも疲れてくると脳に酸素がいかなくなる。そんな中で配球とか、いろいろなことが考えられるか? まずは体力」。正捕手を任せるには、全員がまだまだ技術の向上が必要だ。それだけに、前提となる体力の強化を秋の宮崎で課し、若手捕手もそれに応えている。

 「みんな必死だよ。捕手なんてチャンスだもん」。細川がチームを離れ、来季は鶴岡、高谷が順当にいけば正捕手候補となるが、ともに35歳。ロッテは22歳の田村がレギュラーの座をつかむなど他球団では若手が台頭している。ホークスでも7人の「若武者」が少なくとも1人は1軍に入れるだけでなく、ともに体に不安を抱えるベテランから一気に正捕手の座を奪える可能性もある。

 7人の中で今季唯一1軍で先発出場した斐紹が「高谷さん、鶴岡さんがいるとかではなく、誰にも負けない気持ちでやる」と話せば、拓也も「奪いにいく気持ち」と負けていない。さらに来季3年目の栗原は「もちろん1軍を取りに行く。まずは7人で勝たないと1軍にもいけない」と、さらに鼻息が荒い。オフ、そして来春キャンプへと続いていく近未来の正捕手争いは、さらに過熱していく。 (倉成孝史)

=2016/11/19付 西日本スポーツ=

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