WBCもシーズンも全部出る!! ホークス柳田

西日本スポーツ

 ギータの告白-。福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(28)が18日、来季の目標に全試合出場を掲げた。日本球界初のフォーティー・フォーティー(40本塁打、40盗塁)を目指した今季は、シーズン終盤に右手薬指骨折で離脱しただけでなく、V逸の悔しさも味わった。昨季トリプルスリーを達成したことで今季は自信過剰気味になっていたことも明かした。原点に戻り、3年ぶりの全試合出場を果たすことによって、結果は自然とついてくると信じている。

 汗と雨で重たくなったシャツを身にまとい、必死に駆け抜けた。雨中での12分間走。柳田は2700メートルを走りきった。きょう19日に打ち上げる秋季キャンプも主力野手では唯一の完走だ。「めちゃくちゃきつかったけど、やって良かった」。その思いの裏には、目標とする来季の“完走”がある。

 柳田「ずっとけがなく全部の試合に出る。レギュラーは全試合に出てこそレギュラーだと思う。そこ(全試合出場)は一番の目標。それができれば他の数字もついてくる」

 全試合出場-。言葉にすると簡単だが、それはここ2年達成できなかった原点ともいえる目標だ。トリプルスリーを成し遂げた昨季は左膝裏に死球を受け、135試合目でストップ。今季は120試合目の守備中に右手薬指を骨折した。特に今季は、日本ハムとの優勝争いの佳境に戦列を離れる憂き目を味わった。

 内角攻めを含む厳しいマークを受けたのは事実だ。だが、言い訳にはできないし、するつもりもない。実際、山田(ヤクルト)が史上初めて2年連続でトリプルスリーを達成。柳田自身は打率こそ3割を超えたが、本塁打18、盗塁23といずれも昨季を大きく下回った。「(原因は)ホームランですね。もっと打てれば、打点も増えていたと思う。1年いい成績を残して、これでいけるんだという自信はできた。だけど、過大な自信があった。自分に甘いなと」。飾らない言葉で自らを戒めるように反省した。

 その思いを胸に、宮崎秋季キャンプでは自分を追い込んでいる。侍ジャパンの強化試合は右肘の関節炎で辞退。その影響でノースロー調整を続けているが、若手に交じりハードなランニングメニューと向き合っている。「(来季は)最後まで出たい。今の自分じゃ無理。体力もないし、休んでいる暇はない」。誰もがうらやむ身体能力の持ち主が言い切った。

 ■オフも練習集中

 昨年は表彰やテレビ出演などで大忙しだったオフもトレーニングに集中する。既に12月中の出演依頼などはほぼ全て断っているという。「9月も1カ月休んだし、オフもできるだけやりたい」。来年1月の糸井らとのグアム自主トレには後輩の真砂、黒瀬も連れていくだけに、恥ずかしい姿を見せるわけにはいかない。

 全試合出場の先には自身初のフルイニング出場も見えてくる。もちろん、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場も諦めてはいない。「また一から。やり返すつもりでいきます」。逆襲を誓う28歳は、グラウンドに立ち続け、日本一奪還の旗手となる。 (小畑大悟)

=2016/11/19付 西日本スポーツ=

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