大谷に挑戦状 田中正義160キロ勝負 同学年対決盛り上げる!!

西日本スポーツ

 ■最高条件で入団合意
 
 大谷に挑戦状だ! 福岡ソフトバンクからドラフト1位指名された田中正義投手(22)=創価大=が堂々の「160キロ宣言」だ。19日、東京都八王子市内で入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円で合意。最速156キロの剛腕は、同い年の日本ハム大谷が出した日本球界最速の165キロを視界に捉え、伝説のエース斉藤和巳氏(本紙評論家)を目標に掲げた。 (金額は推定)

 同じ1994年生まれの剛腕が到達した高みを目指す。ホークスと入団合意した最速156キロ右腕は迷いなく言い切った。「160キロはいつか出したい。一つの魅力であり、ファンの方にも分かりやすい」。5球団競合の剛腕は「大台突破」に照準を合わせた。

 田中の闘争心に火を付けたのは、もちろん日本ハムの大谷だ。ソフトバンクとのクライマックスシリーズファイナルステージで、プロ野球最速の165キロをマーク。今季は打撃でも22本塁打を放つなど、同い年の「二刀流」は球界の常識からかけ離れた存在だ。

 プロで確固たる実績を残した大谷に対し、田中は来季がルーキーイヤー。「生で投球を見たい。プロの世界ですら、飛び抜けているんじゃないか」と正直な気持ちを口にした。その一方で「それができた人間がいるのなら、絶対に無理なことじゃない」と強調した。

 ライバルが大谷なら、目標はホークスの伝説のエースだ。「将来的に斉藤さんのように、相手を圧倒する投手になりたい。本格派の中の本格派だと思う」。沢村賞に2度輝いた斉藤和巳氏が理想像。プロに立場が変わっても、マウンドでは「圧倒」がキーワードだ。

 心に刻んでいるのは、2006年の日本ハムとのプレーオフ第2ステージ第2戦だ。「映像で見た札幌ドームの試合が印象に残っています」。9回に1点を失って、0-1でサヨナラ負け。力投も及ばず、最後はマウンドに崩れ落ちた斉藤氏の覚悟に共鳴した。

 交渉の席では、小川一夫編成・育成部長兼スカウト室長から「球団、球界を代表する投手になってほしい」と言葉を掛けられた。球団から提示された最高条件には「すごく高い評価をいただいた」。その上で「実際に投げないと分からないものがある。早く1軍に上がって期待に応えたい」と気を引き締めた。

 10月31日の関東地区大学野球選手権で、ロッテ1位指名の佐々木千隼を擁する桜美林大に敗退。そこから徹底的に筋力トレやランニングに取り組む。「基礎体力をつけたい。今なら試合を考えずにできる」。次のステージへ向け、筋肉質の体を再強化している。

 野球ファンは大谷との「160キロ対決」の実現を心待ちにしている。「同い年の選手との対決は盛り上がる。まずはそこに行きたい」。記者会見後は報道陣からの求めに応じ、筆で「日本一」としたためた。大学最強右腕が工藤ホークスのV奪回の使者となる。 (谷光太郎)

=2016/11/20付 西日本スポーツ=

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