松田熱弁「正義よ目立て」

西日本スポーツ

 ■ファンフェス2016
 
 熱男のアドバイスは「どんどん目立て」-。福岡ソフトバンクのファン交流イベント「ファンフェスティバル2016」が23日、ヤフオクドームで行われ、新人選手が初お披露目になるなど、選手と3万6173人のファンが交流した。松田宣浩内野手(33)は、ドラフト1位の田中がプロでも活躍するためのポイントを「熱弁」。自身ドラフト希望枠入団の経緯からも、5球団競合のルーキーに自己アピールの大切さを訴えた。

 ■自身も大卒ドラ1

 ファン感謝イベントの同じステージにドラ1田中ら新人が上がり、プロでの抱負を述べた。待ち時間に新聞をめくれば、前日22日に行われた新入団会見の様子。松田がタイムトリップした。「懐かしいなぁ…11年前。覚えてますよ。僕らの時は今みたいに宴会場やなくて、チャペルやったね。ジャングルっぽい飾り付けの」。それから、後輩になる右腕の今後を思った。

 「特に田中君は注目されて入ると思うけど、注目されるのをありがたいと思わんともったいない。プロなんやから。どんどん目立ったらいいんですよ」

 自身は当時あった希望枠で同じ大卒ドラ1入団。「僕は注目されるのは好きな方やからね。人それぞれとも思うけど」。やがて不動の三塁手となり、自身初の日本一を経験した2011年あたりからいよいよアピールも活発。12年から「1、2、3、マッチ」を観衆と唱和してヒーローインタビューを締める。本塁打後に戻ったベンチ前で右手を突き上げ、「熱男」とほえる15年からのパフォーマンスも代名詞となった。

 もちろん、プロ入り後の道のりが順風満帆ばかりじゃないのも承知だ。「1軍で活躍する。その思いだけ」で意気揚々と臨んだ1年目。「最初の春キャンプで高い壁を感じましたよ。ノックの質、打球の速さ、投手の球…」。小久保(現日本代表監督)以来、球団12年ぶりの新人開幕スタメンを飾りながら、真価を発揮するまでには至らず6月に2軍落ち。再昇格を果たせぬまま、シーズンを終えた。

 ■「絶対一流になる」

 何度も骨折離脱もした。そうした経験談として、新1年生みんなに言葉を贈った。「何年目かは分からんけど、壁にぶつかることは絶対ある。それでもブレない自分を持つことが大事。『絶対一流になるんや』と。そういう思いで、僕はやってたつもり」。来季12年目。「ドラフトで入ってきたみんなが活躍できるわけじゃない」という、厳しい現実も見てきた。この日も連日のトレーニングを行ってからイベント参加。熱いエールを送った自身はなお向上心を強く持ち、範を示す。 (森 淳)

=2016/11/24付 西日本スポーツ=

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