摂津グアム始動 背水9年目、温暖気候で早仕上げ

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの摂津正投手(34)が、来年1月の自主トレを自身初の海外となるグアムで行うことを明かした。8年目の今季は球団最長を更新する5年連続開幕投手を務めたが、いずれも自己ワーストの登板7試合、2勝。先発転向した2011年から続けていた2桁勝利も5年連続でストップした。再起を期す来季は温暖な地で始動し、春季キャンプからの競争に備える考えだ。

 来季を復活イヤーとするため、摂津が始動の地として選んだところはグアムだった。今シーズン終盤から場所を検討。今年までは九州内で行っており海外での始動は自身初になる。「暖かいところでやった方が仕上がりが早いと聞いているから」。シーズンに向けて体をつくるスケジュールを見直す考えだ。

 結果を残せなかった悔しさは胸に強く刻んだ。入団から2年間は中継ぎとしてフル回転。3年目に先発に転向し、4年目からはエースとしてチームに貢献してきた。ただ今季の登板7試合、2勝はいずれも自己ワースト。球団最長を更新する5年連続で開幕投手を任されながら、連続2桁勝利は5年で止まった。

 現実を受け止め、再び先発ローテの切符をつかみとる。そのための準備の場所がグアムだ。「早く仕上げて競争に向かわなければいけない。今はそういう立場だから」とベテランの特権が使える立場ではないことを強調した。4年前の沢村賞投手は過去の実績に甘えることなく、これまで以上にギアを上げて1月を過ごし、2月の春季キャンプに備える。

■中田から助言

 初の海外自主トレ。グアムでのトレーニング歴が長い中田に助言をもらい、練習や宿泊場所の選定に協力してもらったという。現地には1月上旬に出発し、同下旬まで滞在する予定。今年までと同様に、森や岡本とともに炎天下でたっぷりと汗を流すつもりだ。

 千賀や東浜といった若手の台頭で出番を大きく減らしたものの、8月の再昇格以降は4戦2勝。その間の防御率は3・18とシーズン序盤と比べ改善した。もっとも、エースとしてチームを支えてきた右腕が納得できるはずがない。「シーズンを通して結果を出せないと意味がない」と自分に厳しい言葉を残していた。

 3年続けて規定投球回をクリアできず、チームに貢献できないもどかしさを味わった。思いを晴らすのは自分の投球しかない。来秋のチーム、自身の歓喜につなげるため、来年早々に常夏の地へ飛ぶ。 (谷光太郎)

=2016/11/26付 西日本スポーツ=

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