ホークス武田開幕名乗り!!

西日本スポーツ

 来季こそ大役を-。2年連続2桁勝利を挙げた武田翔太投手(23)が4日、来年の開幕投手に名乗りを上げた。「3・31」には既に今季リーグ最多15勝の和田が立候補。1勝差で続いた右腕が対抗する構図となった。今年は狙った大役を逃したが、再挑戦で実現すれば球団ではソフトバンクとなった2005年以降で最年少となる。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパン入りしても、果敢にその座を目指す決意だ。

 1年目から1軍で投げてきた武田には備わった自覚がある。まさかの大逆転でのV逸。自己最多の14勝を挙げて個人成績では一歩前進したが、チームに栄冠を運べなかった。「やっぱり優勝できなかったことが一番悔しい」。クライマックスシリーズも含め日本ハム戦で0勝。自分の弱さも痛感した一年を終え、新たな思いが湧いてきた。

 「大事なところを任されて勝てるような投球がしたい」。その上で、開幕投手への思いを問われ「毎年、そういう気持ちでやっている」と語気を強めた。「絶対に勝たなくちゃいけない試合」と考えるオープニングマウンドへ、例年以上に強い思いをのぞかせた。

 越えなければいけないハードルがある。来年3月のWBCだ。小久保ジャパンの常連としてWBCでもメンバー入りの可能性が高い武田が、仮に決勝の22日(日本時間23日)に登板すると3月31日のシーズン開幕戦まで中7日。間隔は十分ながら、大会後の移動など肉体的な負担を考えるとリスクは低くない。

 WBCに出場すれば初となる武田は「やったことがないから分からない部分はあるけど」とシーズン開幕へ直行する難しさを口にしつつも意欲的だ。「ボールの面は大丈夫。また戻る方が難しくないから」。WBC公認球からプロ野球統一球への再順応に一定の自信をのぞかせた。

 来年「3・31」には今季最多勝、勝率第1位の2冠に輝いた和田が既に立候補した。「若い子たちがもたもたしていたら奪うぞ、という気持ち」と“挑発”の意味合いも明かしている。その意図も理解した上で、武田は「若手が表に出るチームは強い。チームの雰囲気も変わる」と堂々と先輩に勝負を挑む構えだ。

 もちろん、開幕だけが目標ではない。「シーズンを通して投げられないのでは意味がない。トータルでレベルアップして開幕を迎えたい」。4日は、福岡市内でふるさと納税サイト「さとふる」のPRイベントに参加。ファンの前で「15勝して最多勝を取ります」と決意表明した。WBC、開幕、そして15勝。フル回転でV奪回を成し遂げる。 (谷光太郎)

=2016/12/05付 西日本スポーツ=

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