純平3回転 8時間超野球教室 東京でイベント参加

西日本スポーツ

 フィギュアに負けじと3回転!? 来季2年目の高橋純平投手(19)が11日、東京都内での野球教室で“フル回転”した。午前中は工藤公康監督(53)とともに「チャリティー・キッズ・ベースボールスクール」(二十一世紀倶楽部主催)に参加。午後からは、ソフトバンク本社が主催する野球教室で2度にわたって指導した。1日に3度、計8時間以上も子供たちと向き合い、工藤監督の持論でもある「教えて学べ」を実践した。年末年始も無休で汗を流す工藤チルドレンが、来季の1軍定着を目指す。

 ■午前1回、午後に2回

 あどけない顔から、チームではまだまだ「子供」な19歳だが、野球少年を手ほどきする高橋の姿は何とも頼もしい。キャッチボールに取り組む少年に対し、フォームから丁寧にアドバイス。拍手を送ったり、優しく声を掛けたりしながら盛り上げた。休憩もはさみながら、指導は計8時間以上。それでも、甘いマスクには充実感がみなぎった。

 「僕も小さい時に中日の野球教室で教えてもらって、すごくうれしかった。こういうこともプロ選手の仕事。ぜひと思って参加させてもらいました」

 岐阜出身の高橋は、少年時代にドラゴンズの森野や和田がいた野球教室で教わったことが今でも忘れられないという。目を輝かせる子供たちに、当時の自分を重ねながら接した。今回が23度目の開催で、工藤監督が現役時代からライフワークの一つとしている野球教室に午前9時すぎから約3時間参加。工藤監督の帰宅後は、それまでのジャージー姿からユニホームに着替え、今度はソフトバンク本社主催の野球教室にも顔を出した。途中で子供たちが入れ替わる2部制で、午後6時近くまで行った。

 ■年末年始は母校でトレ

 11月に九州各地で行われた野球教室が人生初の講師役だったが、人に教えることは自身のためになると確信している。「それで自分も再確認できることもある。どう言えば、伝わるかを考えることも大事。毎回勉強です」。基本的な動作をおろそかにしていないか、小学生たちに伝えながら、自分とも向き合っている。

 昨年のドラフト会議で3球団競合の末、自らの右手で引き当てた工藤監督も、高橋の姿を遠目で見つめた。「俺もそうだったけど、子供たちに教えることで気が付くこともあるんだよ。いい勉強になる」。偶然ながら、高橋と工藤監督は「勉強」と声をそろえた。

 高橋は実家のある岐阜に帰省する年末年始も「友達がみんな彼女と忙しいらしくて…」と、母校の県岐阜商高でのトレーニングや山登りで汗を流す予定だ。スポンジのような吸収力で成長し続ける19歳。来季は1軍の舞台で「フル回転」する。 (倉成孝史)

=2016/12/12付 西日本スポーツ=

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