工藤監督「激」しくV奪回 今年の漢字問われ「今年はもういい」

西日本スポーツ

 来年は「激」しく王座奪回! 工藤公康監督(53)が12日、2017年の漢字に「激」を選んだ。世相を表す年末恒例の「今年の漢字」には「金」が選ばれたが、V3を逃した今年はあえて振り返らずに、来年への決意を「激」の一文字に込めた。5球団競合の超大型新人、田中正義(創価大)らが加入する来季は3年契約の最終年。ぶっちぎりの独走で日本一に返り咲く。

 日本選手による五輪の金メダルラッシュに沸いた2016年。年末恒例の「今年の漢字」には「金」が選ばれたが、工藤監督はV逸イヤーを再び振り返ることはなかった。今年の漢字を問われ「今年はもういい、来年」と口にすると、力強く色紙に一文字を記した。

 「『激』。より激しく、強く頑張りたい。激しすぎるくらい。それぐらいの思いがないとだめ。激しすぎるぐらいの気持ちがないと勝ってはいけない」

 先月末のスポンサーパーティーでは、V逸の全責任は自分にあるとして深く謝罪した。誰よりも悔しさを味わい、反省もした。苦い思いを胸に刻みつけ、前だけを向く覚悟を「激」に込めた。チャレンジャーとなる来季は、激しく敵にぶつかって王座を奪い返す。

 就任1年目の昨季はシーズン90勝で圧勝し、日本一に輝いた。ただ、今季は受けに回ったわけではないだろうが、最終的に日本ハムに大逆転を許した。来季は5球団競合の田中も加入。戦力的に優勝候補の筆頭に挙がりそうだが、最も重要なのは勝利への激しく熱い思いだと信じている。

 「激」に込めた思いは証明済みだ。秋季キャンプでは自ら「鬼」となり、ハードなランニングメニューを連日課した。「選手は本当によく頑張ってくれた」。打ち上げ後に大きな手応えを口にしたが、来年2月の春季キャンプでの厳しい練習も既に予告している。

 来季の戦略も着実に練っている。今月上旬に東北での震災復興イベントに参加し、今後も九州での野球教室などに参加予定。オフも多忙な日々が続くが、空いた時間を見つけては今季の試合映像をチェック。一年を通じた打者の調子の浮き沈みなども分析している。

 「ぶっちぎりで優勝するくらいの気持ちで1年間戦っていく」。これまでにない激しさをまとった指揮官は宣言した。3年契約の最終年となる2017年は、これまで以上に妥協を許さない姿勢でチームを頂点に導く。 (倉成孝史)

=2016/12/13付 西日本スポーツ=

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