武田、“洋食”にはフォークでしょ WBC右の強打者に解禁

西日本スポーツ

 武田翔太投手(23)が13日、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」選出時、フォークボールを解禁したい考えを明かした。今季レギュラーシーズンで試験的に解禁したが、精度に満足しておらず、11月の侍ジャパン強化試合では封印。縦の小さな変化で芯を外して打たせて取るのが目的で、球数制限のあるWBCの大会ルール下で鍵になり得る球種だ。

 来春の決戦の舞台に“懐刀”を携える。来年3月のWBCに臨む侍ジャパンのメンバー発表は今後ながら、武田は自覚十分に策を練った。「もし選ばれて大会に臨むことになれば、フォークが使えれば大きいですね」。初選出となった2014年日米野球から常連となった侍ジャパンでの、フォークボール解禁に動く。

 「千賀さんはお化けフォーク。僕はもどきフォーク」と笑うが、武田のフォークは空振りを取るウイニングショットでなく「打たせて取るイメージ」だ。縫い目に指をかけるタイプで小さく変化させ、バットの芯を外しゴロを打たせる狙い。前回大会では1次ラウンド65球などと規定された球数制限ルール下、大きな意味を持つ可能性がある。

 投球の幅を広げるため今季レギュラーシーズン途中でフォークを解禁。もっとも「この間の強化試合ではチェンジアップしか投げてない」と言う。「今の完成度は50(パーセント)ぐらいなので」と精度に不満があり、配球に組み込まなかった。

 同じ落ちる球種のチェンジアップも打者のタイミングを外し、打たせて取る球と考えている。「基本的に左(打者)にはチェンジアップ、使えれば右にはフォークという感じ。曲がる方向がありますからね」。チェンジアップはシュート方向へ、武田のフォークはわずかにスライダー方向へ変化。チェンジアップを右打者に投じる場合は、外角狙いが制球ミスで真ん中に入ったり、抜けて死球になったりするリスクがあるが、フォークで低減できる。

 今回のWBC出場が見込まれる選手には、米国代表にナ・リーグ2年連続打撃2冠のアレナド(ロッキーズ)、ベネズエラ代表に2012年三冠王カブレラ(タイガース)、ドミニカ共和国代表にメジャー通算445本塁打のベルトレ(レンジャーズ)と右の強打者が多数。WBCでのフォーク投入へ、武田は「一発勝負で使うには、せめて70は欲しいところ」と完成度アップを誓った。 (森 淳)

=2016/12/14付 西日本スポーツ=

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