ホークス内川 ヤフオクD20席年間購入 熊本大分復興支援

西日本スポーツ

■2000万円増で更改

 キャプテンからの一足早いクリスマスプレゼント! 福岡ソフトバンクの内川聖一外野手(34)が来季の契約を更改した14日、年間指定席20席の購入を発表した。本拠地ヤフオクドームでの主催試合66試合分を対象に、熊本地震復興支援の一環として「SAY1夢シート(仮称)」を毎試合用意。4年契約の最終年となる来季は2000万円増の3億5000万円プラス出来高払いで更改し、17年目で自身初のフルイニング出場を最大の目標に掲げた。

■平日は制限設けず

 シーズン終了後から温めていた構想が実現に向かって動きだし、報道陣の前で“ウッチーサンタ”はいつにも増して冗舌だった。2000万円増で更改した契約交渉の会見後。「一ついいですか?」と自ら切り出し、熊本地震からの復興支援を軸に来季以降も継続して行うことを明かした。

 「震災復興をメインに、来年以降、子どもたちに何かしてあげられないかなと考えていた中で、野球教室や施設訪問も一つの方法だけど、やっぱり勝負している空間を生で味わってもらった方がいいかなと思い、年間指定席を20席購入することにしました」

 現時点で席種などは未定ながら、青写真は描いている。土日祝日は被災した熊本、大分両県の子どもたちを中心にヤフオクドームでの試合に招待する予定。また、平日の用途にも内川らしい配慮が込められている。「子どもは(学校などで球場へ)来にくいこともあるだろうし、大人の方にも生で野球に触れてもらって、日常から離れる空間をつくっていただけたら」。あえて“制限”を設けずに、本拠地へ招きたい考えだ。

 ホークスの来季主催試合は72試合組まれているが、ヤフオクドームでの試合は66試合。そのすべてにファンを招待する。「プロ野球選手として年数が増えてくると、周りに応援してもらっているなと感じることが多くなる。少しでもホークスに力を送ってほしいという思いの中で、こういう活動をしようと思った」。仮称ながら、英語の「SAY」と自身の背番号「1」を組み合わせた「SAY1夢シート」とし、大声で「セイイチーー!」と叫んでほしいという願いも込めた。

 もちろん、観戦者を喜ばせるのはチームの勝利、そして自身が元気にグラウンドでプレーしている姿だと自覚している。だからこそ、来季17年目に向けては初のフルイニング出場を視野に入れた。「年々、試合に出ることの大切さを実感している。今年は2試合出られず、悔しさや物足りなさを感じた。ポジションやチーム編成は監督が決めることだが、自分としてはDHより、常に守ってグラウンドに立ち続けたい」。今季は2年ぶりの3割超えで自己最多の106打点をマークしながら、チームは覇権を手放した。新たな責任感と使命感を胸に、V奪回への先頭に立つ気構えだ。

 来季は、あと104本に迫った区切りの通算2000安打達成も確実な状況にある。その瞬間を「SAY1夢シート」で声援を送るファンとともに迎えられれば、これ以上の喜びはないはずだ。 (石田泰隆)

※金額は推定

=2016/12/15付 西日本スポーツ=

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