千賀、先輩Welcome 石川を自主トレ勧誘

西日本スポーツ

 先輩さん、いらっしゃ~い!! 今季自身初の2桁となる12勝を挙げた千賀滉大投手(23)が18日、来年1月に福岡県内で行う自主トレに、今年7月に育成から支配下入りした石川柊太投手(24)が同行することを明かした。育成出身選手の先輩として、1学年先輩にあたる右腕をバックアップするとともに、互いに刺激し合いながら自身の2年連続2桁勝利にもつなげる構えだ。

■2年連続2桁星へ

 情けは人のためならず。大きな飛躍を遂げたシーズンを終え、千賀は来季へのプランを温めていた。その一つが来年1月、福岡県内で他球団の選手と行う合同自主トレに1学年先輩の石川を誘うこと。そこには、常に進化を目指す背番号41らしい考えがあった。

 「もともと石川さんとは投球フォームの話をよくする間柄。あの自主トレは考え方がしっかりしている人じゃないとついていけないと思う。石川さんなら大丈夫だと思ったし、話をしながらトレーニングできれば僕のヒントにもなる」

 まだ育成で入団2年目のシーズンに向けた2012年1月。千賀はホークスの先輩左腕だった近田怜王(引退)に誘われ、多くのプロ選手を指導するトレーナー主催の自主トレに初参加した。中日の吉見や当時西武の中島(現オリックス)、ソフトボールで08年北京五輪金メダルの上野由岐子など、さまざまな先輩たちと汗を流す機会を得た。

 今季は自身初の2桁勝利となる12勝(3敗)。規定で13勝以上が対象の勝率第1位のタイトルには届かなかったが、先発ローテの一角を守り切った。「ずっと先発がしたいと言っていたので、結果を残せてよかった」。シーズン12勝は育成出身では歴代最多。まさに「育成の星」になった。

 同じく育成入団の石川も150キロ超の直球が評価され、7月1日に支配下入りした。同5日に出場選手登録されたが登板機会のないまま2軍落ち。プロ初登板はお預けとなったが来季へ向けて期待される選手の一人だ。同じ剛腕、先発タイプで千賀にとってはライバルになる可能性もある。それでも「お互いのためになる」と強調した。

 現在は強化試合に臨む侍ジャパンのメンバーだった11月に痛めた左膝のリハビリをしつつ、来季への準備を重ねている。「膝はほとんど問題ないところまできた。(来年)1月にはしっかり走れる状態にしておきたい」。突き抜けた存在となる道のりに頼もしい“伴走者”がいれば、足取りはより軽やかになる。 (谷光太郎)

■西新商店街「勝鷹水神MIP」

 ヤフオクドームにほど近い西新商店街が選ぶ今季最も印象に残ったホークスの選手「勝鷹(たか)水神MIP」に千賀が選ばれ、恒例の人力車パレードが行われた。多くのファンに囲まれた右腕は「かなり恥ずかしかった」と照れ笑い。来季の目標を「2ケタ勝って 日本一」と絵馬に記し、同商店街の「勝鷹水神」に奉納。トークショーでは将来の夢を尋ねられ「夢ではないけど、長く1軍の第一線の選手としてやりたい」と決意を新たにした。

=2016/12/19付 西日本スポーツ=

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