ホークス柳田 17年逆襲へ 北風と太陽トレ

西日本スポーツ

 俺はこっから上り坂じゃけえ-。柳田悠岐外野手(28)が22日、原点回帰の登坂トレ計画を明かした。来年1月の自主トレで広島の母校・広島経済大を拠点に、起伏に富んだ地形を生かし走り込む考え。温暖なグアムでの始動と、寒冷な気候でのランニングの2本立てで、トリプルスリーを達成した昨季を上回る下地をつくるつもりだ。この日で筑後のリハビリ組、育成選手は年内の合同練習を終えた。

■右肘の状態も良好

 雪辱の来季へ向け、柳田が来年1月の自主トレを「模様替え」する。グアムでの始動は今年と同じだが、福岡で春季キャンプの準備に入る前に、故郷広島で10日ほどすごす。「大学があるところは山なんで。坂と階段と。球場も走れますし。走れる環境で走り込みたいなと思ってます」。“走る”というキーワードを繰り返し、意図を説明した。

 広島市安佐南区にある母校のキャンパスは、標高410メートルの武田山のふもとに位置する。「1、2年のときとか、めっちゃ走らされてましたね。『どうやってサボろうか』とばかり考えとったんですけど、今、考えたら、めっちゃいい環境やった」。嫌々ながらも坂や階段を駆け上がり、足腰を鍛えたことが、後のプロ入りを下支えした。文字通りの原点といえる。

 今年1月の自主トレは自身初の海外となるグアムで約2週間行ってから、福岡へ移った。「暖かいとこだと強度は上げられるんですけど。寒い中で走るのと、暖かいとこで走るのは、また違うと思うんですよね」。温暖な場所では高負荷のトレーニングが行いやすい半面、消耗も大きい。右肘手術明けでリハビリ中だった事情もあるが、ランニング量の不足を反省した。走り込みには寒冷な条件がより適しているとの判断だ。

 「浜松ではすごく走りましたし」と言うように、2014、15年と糸井(現阪神)に同行し、浜松市で行った自主トレも頭にある。やはり寒冷な条件下で走り込み、14年全試合出場、15年トリプルスリーにつなげた、これも原風景だ。

 右肘の状態が思わしくなく11月の侍ジャパン強化試合を辞退。今月初めにキャッチボールで痛みを感じた後、球団トレーナーの指示もあり年内をノースロー、ノースイングで終えた。もっとも「感覚的には良くなってます。エコーとかを見ても炎症は治まってきてる」とうなずく。「今はできるだけ炎症を抑えて。グアムからは普通にできると思う」。そして広島の「好きなだけ走れて、好きなだけ打てる」という環境で、17年の下地をがっちりと固める。 (森 淳)

=2016/12/23付 西日本スポーツ=

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