侍「残り9枠」へ二刀流調整 武田

西日本スポーツ

 「侍ジャパン入り」諦めん! 一部発表された日本代表メンバーから漏れた福岡ソフトバンクの武田翔太投手(23)が28日、来年3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場に向けた調整を、レギュラーシーズンへのトレーニングと並行させていくことを明かした。今後の選出を想定した上で、WBC公認球とNPB統一球を日替わりで使って調整を進める。

 可能性にかける。来年3月に迫る第4回WBC。20日には侍ジャパンの一部メンバー18人が発表され、メジャー組では青木(アストロズ)が今大会初となる参加を表明した。残りは9枠。現時点で、小久保ジャパンの常連だった武田の名前はない。

 「どうなるかは分からないけど、準備はしていく。メジャーの投手がどうなるか、それ次第だと思う」。侍ジャパンとして日の丸を背負って戦いたい思いに変わりはない。ただ、危機管理として、夢破れた場合に備え、レギュラーシーズンへの準備も加速させる。「今は両方のボールを1日おきに使っています」と説明した。

 「両方」とはWBC公認球とNPB統一球だ。現在は来季に向けた体づくりがメインで、きっちりと肩を温めてから行うキャッチボールは3日に1度程度。約80メートルの遠投を行うこともある。ただ、毎日ボールには触れている。「感覚を同じようにしたい」と、どちらのボールも同様に操るための試みだ。

 二つのボールには、感触に差がある。WBC公認球の方が滑りやすいとされる。11月の侍ジャパン強化試合、メキシコ戦に先発した武田はWBC公認球を操りきれず、4回を3安打2四球で1失点。小久保監督にアピールできたとは言い難い。

 この日、宮崎市内でプロ野球宮崎県人会の野球教室とトークショーに参加し、青木と再会。「選ばれていたんじゃないの!?」と驚かれたという。青木から「(強化試合では)彼本来の力が出せていなかったのかな。でも力がある投手だから」とその能力に太鼓判を押してもらった。

 「誰かに、こうやって準備しろ、と言われたわけじゃない。でも、投げられるようにしておかないと。慣れておかなくちゃいけない」。年明けすぐに始動して福岡県内で自主トレを継続。投球練習の際にも、日によってボールを変え、感覚を磨きながら、ボールの“変化”に対応していく。

 宮崎市内の商業施設で行ったトークショーでは、集まったファンを前にこう訴えた。「2月には宮崎で侍ジャパンの試合があります。まだどうなるか分かりませんが、選ばれたら、見に来てください」。二つのボールをコントロールしながら世界一と日本一へ挑戦する。 (谷光太郎)

=2016/12/29付 西日本スポーツ=

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