ホークス松田 コピ太郎 長嶋さんスロー

西日本スポーツ

■故郷滋賀県で野球教室

 福岡ソフトバンクの松田宣浩内野手(33)が30日、「ミスター投法」習得への取り組みを明かした。三塁手のシンボル長嶋茂雄氏(80=巨人終身名誉監督)に憧れ、今オフ背番号を「5」から「3」に変更。ミスターの所作をインターネット上の動画で学び、送球時の特徴的な「ひらひら」フィニッシュに着目した。ファンを魅了するだけでなく、精度の向上にも役立つという。この日、故郷・滋賀県草津市で行った少年野球教室でも、その一端?を披露した。

 サードの代名詞たる長嶋氏への憧れから、背番号を「3」に変更した。もっとも、自身が生まれる9年前に長嶋氏は引退。松田にとって「イメージ」中の人ではある。そこで「動画を見てます」と、長嶋氏の現役時代の映像から「華」を学ぶのが松田という男だ。目を留めたのが、一塁送球を締めくくる動作だった。

 「あの手の『ひらひら』ですよね。(右手を体の左側へ)切るんやなくて。三遊間寄り、前方のゴロをさばくとき、ああやって…。6度目のゴールデングラブ賞への鍵はこれですね!」

 華麗な守備で鳴らした長嶋氏は送球動作の終わり、一塁を指すように右手を伸ばしキープ。手をひらひらさせる動作を、当時の野球少年はこぞってまねた。

 松田の狙いは魅了することに限らない。「やっぱり理にかなってるんですよ。受け手の方へ手を向けることで、コントロールも良くなると思う」。もとより送球は得意と自負するが、華があって正確となれば一石二鳥だ。この日は故郷の小学生約270人を相手に野球教室。守備の実演で前方のゴロを処理し“長嶋投法”のようなフィニッシュを見せる場面もあった。

 野球教室の後は同県大津市の体育館へ移動。故郷滋賀で唯一のプロチームであるバスケットボール、Bリーグ滋賀の応援に駆けつけた。チームから名前と新背番号入りのTシャツを贈られ「ここで真っ先に3番を頂けるとは思ってなかった。来年と思っていたけど、いち早く。これは記念になります」とニンマリ。早速着て観客席へ戻り、予定外の“初披露”となった。

■「3番重みある」

 ワクワク感を隠せないながらも、松田は「3番は重みがある。背番号に恥じないよう頑張っていきたい」と気を引き締めた。年内の行事を終え、ようやく“仕事納め”。来年はまず、ここ3年、背番号3を背負ってきた日本代表の一員としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)王座奪還に挑む。チームに戻っての日本一返り咲きまで、長いシーズンにするつもりだ。 (森 淳)

=2016/12/31付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ