タカ長谷川勇「東洋一のビーチ」激走 晃は私服1セットだけ 宮古島自主トレへ

西日本スポーツ

宮古島での自主トレに出発した(左から)釜元、中村晃、長谷川勇 拡大

宮古島での自主トレに出発した(左から)釜元、中村晃、長谷川勇

 ともに最多安打のタイトルホルダーでもある長谷川勇也外野手(32)と中村晃外野手(27)の「職人コンビ」が5日、福岡空港から自主トレ先の沖縄・宮古島に出発した。右足首に手術歴のある長谷川勇は、東洋一美しいとも言われる「与那覇前浜ビーチ」で患部への負担の少ない砂浜トレを計画。一方の中村晃は、持参する私服が1セットのみという“練習漬けモード”で、南国へと飛び立った。

 正月気分を一切感じさせることなく、2人は福岡空港に姿を現した。向かう先は宮古島。職人コンビは釜元を従え、昨年に続いて南国でキャンプ前の総仕上げに入る。「あっという間のオフだった。天気次第だけど、工夫しながらやっていきたい」。トレーニングが待ち遠しいように、長谷川勇の声は弾んでいた。

 昨年の経験を踏まえ、今年は自主トレをさらに充実させる。不安が残る右足首へのケアに時間を費やすため、開始時間を1時間前倒しするだけでなく「練習前練習」も実施予定。「砂浜があるので活用していきたい。足首のことを考えて、不安定な場所でのステップなどいろんな動きをやっていく」。そんな長谷川勇が練習場所として目をつけたのは「与那覇前浜ビーチ」だ。海水浴場としてガイドブックでもおなじみで、7キロにわたる砂浜は「東洋一のビーチ」と称されるほどの美しさ。宮古島観光には不可欠なスポットだが、あくまで鍛錬の場。「晴れていたら練習前に僕だけやることになる」と言い切った。

 一方の中村晃も観光とは無縁の練習の日々を想像した。スーツケースに放り込んだ私服は1セットだけ。大半はトレーニングウエアや器具で占められている。「12月は思ったように(練習が)できなかったので、1月はがっつりやりたい」

 全体練習だけでなく、宿舎に帰ってもバットを握るつもりだ。自主トレには昨年に続き、打撃投手の清水チームスタッフが同行。自主トレの第1クールから本格的なフリー打撃を行う予定だが、それだけでは物足りないという。「終わってからも素振りはできる。流れも分かっているので、可能な限り野球に時間を充てたい」と力を込めた。

 各クールの初日には春季キャンプで課される12分間走も取り入れる。長谷川勇は「しっかり練習をしてきたい」と締めくくった。球場だけでなく、ビーチも宿舎もまさに島全体が練習場所。ホークスが誇るヒットメーカーが、安打量産の準備を着々と整える。 (小畑大悟)

=2017/01/06付 西日本スポーツ=