ギータ丸刈りータ 故障、V逸…“厄払い”

西日本スポーツ

■自主トレ先グアムへ出発

 福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(28)が5日、4年ぶりの丸刈りでグアム自主トレに出発した。不本意な個人成績に終わり、チームも3連覇を逃すなど苦渋を味わった昨年、大みそかに広島市内の実家で金髪をバッサリ。プロ入り後“最短”の6ミリまで刈り込んだ。「気合」と「覚悟」を込めた頭で日本一奪回を期すとともに、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表入りにも強い意欲を示した。

■妻と妹が手伝い

 先に搭乗カウンター前に着いていた真砂と黒瀬は、向こうから近づいてくる大男の姿に思わず「えっ、ボウズ」と声をそろえた。昨年末の鮮やかな金髪はどこへいったのか…くりくりの頭で、柳田が意気揚々と福岡空港に乗り込んできた。

 「(昨年12月)31日にやりました。広島の実家で。嫁さん、妹にも手伝ってもらって。最初はさみで、最後バリカン。10年前のバリカンもあったんすけど、全然(スイッチが)つかんやったんで、家の近くで買いました。6ミリですね」

 昨季はリーグ最高出塁率に、3年連続の打率3割もマークしたが、トリプルスリー達成の一昨年に比べれば停滞気味だった。何といっても正念場の9月に右手薬指骨折で離脱し、チームもV逸。「自分の中で満足いかない1年やったんで。そぎ落としてやろうと思って」。目をギョロつかせ「気合入れてきました」「覚悟をもってやりました」との言葉に決意を込めた。

 丸刈りはブレークの足場を築いた13年以来でプロ2度目だ。当時はオープン戦中の3月で「全然打てなくて」と気分転換。試合後のロッカーでおもむろに頭を丸めた。「そっからホームランいっぱい打てたんすよ」。その後の3戦連発などで、オープン戦キング(6本塁打)を呼んだ経緯もある。前回が「9ミリやったすかねえ」と口にするだけに、今回がプロ入り後最短となる。ちなみに、高校(広島商高)時代は3ミリだった。

 今季の目標は「いや、もう日本一。それだけ」と言い、個人としては「ケガ(毛が?)なく1年やって、いい結果を」と定めた。また、その頭には「WBCもあるし、気持ちも新たに」の意味も込められている。昨秋の強化試合を辞退する要因となった右肘の状態次第ながら「選ばれたい気持ちはある。侍ヘアにもしましたし。金髪よりはこっちかな」と、侍ジャパンの小久保監督が重んじる品格への意識も口にした。

■WBCにも意欲

 年が明けて「高橋光(西武)とか、小林(巨人)も丸刈りにしとって…」と球界の丸刈りラッシュに埋もれることを懸念していたが、威圧感は随一の仕上がり。「すごくラクです。石けんで頭の先から、足の先までいけます」と感触も上々で「体やバッティングの調子とかいい感じやったら、これでいこうかな」と、当面の継続も視野に入れた。

 阪神へ移籍した糸井らとの合同トレに、初めて自チームの後輩2人を伴い「背中で引っ張っていけるように」と自覚も新た。「ガンガンやって自分を追い込みたい。無駄な時間を過ごさないように」。心頭滅却すれば常夏のグアムもまた涼し、だ。 (森 淳)

=2017/01/06付 西日本スポーツ=

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