若手捕手 出場機会増へ肉弾戦

西日本スポーツ

 課題の若手捕手陣が、出場機会増を狙い、早くも“肉弾戦”を展開中だ。斐紹(24)、甲斐拓也(24)の両捕手が8日、筑後屋内練習場で自主トレ。工藤監督に減量指令を受けていた斐紹は昨秋から7キロもの減量に成功。達川新ヘッドコーチに柔軟性アップの指令を受けた甲斐はベストセラーの「開脚本」も熟読するなど奮闘中。細川が楽天に移籍したチーム事情を受け、各自で底上げに必死だ。

 ■筑後で自主トレ

 午前中に在福テレビ局の情報番組に生出演した工藤監督は自ら「今年、キャッチャーがキーになるところもある」と切り出した。「日本だけでなく、メジャーも捕手の重要性を唱えているようで…」。V奪回を期して熱弁を展開しているころ、時を同じくして筑後屋内練習場では7年目の斐紹と甲斐が並んでノックを受けていた。昨秋からのたゆまぬ体づくりの成果は、ともに動きの良さに表れた。

 今年初めて筑後で汗を流した斐紹は、ばったり会った和田から「おお? 何かシュッとしたか」と驚かれた。昨秋キャンプ時点の95キロから約7キロの減量。「監督からは88キロぐらいがベストと。『キレのある捕手に』と言われてるんで」

 秋山前監督時代に「捕手らしい体格」を勧められ、入団時から10キロ近く増量していたが、一念発起。運動量の増加に、炭水化物のサラダ置き換え、禁ジュースなどで昨秋の勧告に忠実に従った。「体を回せると思う。(これまでは)体を大きくして打球が飛んでた感じでしたけど、スイングスピードで補えば」と、既に頭は切り替わっている。

 一方の甲斐は、達川ヘッドから若手捕手陣への「体を柔らかくせなのう。ケガするし、まずはそれからじゃ」との指令に発奮した。「ホントに体が硬いんで」と自覚。ミリオンセラー書籍『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』に手を伸ばし、年明けからそのノウハウを実践中だ。

 「やり始めですけど、柔らかくなってきたような…」。コーチ陣と相談の上、昨年末から初動負荷トレのジム通いも並行。柔軟性を高めつつ、強化に励んできた。立位体前屈が今オフ約5センチ伸び、指先が地面に着くようになったという。

 細川が退団し楽天へ移籍。昨年1月、その細川と自主トレを行っていた斐紹は「今年ポジションを取れなきゃ終わり」と背水の覚悟を口にする。「ほぼボウズ。僕の中では気合の表れ」と短髪にし、色も金から黒に染め直してきた。拓也も「(捕手陣の)軸になれるようにという気持ちで」と力強い。まさしく「体」当たりのPRで首脳陣の目を引く。 (森 淳)

=2017/01/09付 西日本スポーツ=

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