若タカ地獄キャンプ 13時間半野球漬け

西日本スポーツ

 若鷹は練習あるのみ! 2月の春季キャンプでB組(2、3軍)を統括する水上善雄2軍監督(59)が14日、若手選手に「地獄の春」を予告した。従来のアーリーワークにウエートトレーニングを導入するほか、夜間は練習に加えてミーティングも行う予定。午前7時半のホテル出発から、すべての練習から解放される午後9時まで13時間半に及ぶ超ロングランとなる。選手が自分でテーマを決めて取り組む「スペシャルメニュー」も実施。体だけでなく頭もフル回転させて、レベルアップを図る。

 夢にまで「練習光景」が出てきそうな、野球漬けの日々がもうすぐやって来る。B組キャンプを統括する水上2軍監督が、端正な顔に似合わない不敵な笑みでさらりと予告した。「一日中、野球で頭をいっぱいにしてもらう。徹底的にやらないと。いい地獄を見ることになると思うよ」

 20日の監督・コーチ会議で最終決定するが、B組首脳陣らとの話し合いで方向性は定まっている。まずはアーリーワーク。従来は数人の選手による打撃練習が主だったが、今回からはウエートトレーニングがメニューに加わる。参加選手も増えるため、午前7時半の早出組の出発に、これまでのタクシーに代えてバスを用意することも検討中だ。

 打撃に費やしてきた夜間練習(午後8時から1時間)についても内容が見直される。新たにポジション別のミーティングが加わり、頭のトレーニングが行われる。朝7時半の宿舎出発から午後9時の夜間練習終了まで13時間半。「のんびりしている暇はない。1軍の選手はもっとやらなきゃ、優勝できないと思っているんだから。(B組は)それよりやらないと、とてもじゃないけどかなわない」。水上2軍監督は当然といった顔つきで言い切った。

■自主性も磨け

 朝から晩まで厳しいメニューを課す中で、自主性も育んでいく。午後5時からは選手自身が考案した「スペシャルメニュー」に取り組ませる考えだ。「もっとゴロをさばいておきたい、もっと打ちたい、走塁のスタートを確認したい、など自分に必要なものを考えてもらう。足りないところを自覚してもらえたら」と導入の意図を説明した。

 連日、筑後での自主トレに目を光らせ、水上2軍監督は少し不満そうに漏らした。「若手は2月1日に合わせているようでは駄目。(厳しいキャンプを)1カ月やりきれるだけの練習をやっておかないと」。1軍のレギュラー陣を脅かすような若鷹が出てこなければ、チーム力も上がってこない。何より、やらなければ競争から脱落し、結果的に“冷や飯”を食うはめになる。後悔したくないなら、地獄と向き合うしかない。 (小畑大悟)

=2017/01/15付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ