ホークス千賀専用のWBC仕様マウンド 生目の杜から世界へ

西日本スポーツ

 宮崎で、世界一への地固め-。福岡ソフトバンクの春季キャンプ地のブルペンに、「千賀専用マウンド」が設けられる。生目の杜運動公園のA組(1軍)ブルペンの一部が、3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を想定した“超硬”仕様となる。工藤公康監督(53)が球団に要望したもので、WBC侍ジャパンの初選出が確実な千賀滉大投手(23)に追い風となりそうだ。

 キャンプインを約2週間後に控えた生目の杜が、一気に慌ただしくなった。球団のグラウンドキーパー陣が現地入りし、チームの受け入れに向けた作業が進んでいく。整備されるA組ブルペンでは、過去にないチャレンジが実現する。

 7人が同時にピッチングできるブルペンで、最も宮崎アイビースタジアムに近い“マウンド”の黒土は、WBCイヤーの今年、例年以上に硬く仕上げられる。「WBC用にします。硬くして傾斜も作って。まったく同じにはできないだろうけど。傾斜を覚えていた方がいい」。発案者は工藤監督だ。

 昨秋キャンプ、侍ジャパンとメキシコ、オランダとの強化試合を終えた千賀と話す時間があった。「『結構(傾斜が)きついです。やっぱり硬いです』という話をしていた」。WBC仕様にされた東京ドーム。普段と違う感触が、スパイクを通じて伝わってきた。

 「(投手は)傾斜の強いところで、普段と足の感覚が違うだけでケガにつながることもある」。マウンドとの因果関係は不明だが、2試合に登板した千賀は左膝を痛めた。既に完治しているが、本番前の2月に慣れておけば、初の国際大会に向けた心強い準備につながる。

 マウンドの土自体、東京ドームで行うWBC1、2次ラウンドと同じ材料を使うプランもあったが、費用面や準備期間などの都合で、従来の黒土をローラーなどで硬くする方法が採用された。ホークス投手陣からの侍入りは千賀だけになる可能性が高く、まさに「千賀専用マウンド」になる。

 7レーンあるブルペンのうち、今回のWBC仕様にするのは、捕手に向かって右端。右投手なら、体の正面には壁があるだけ。他の投手は視界に入りづらいため、より投球練習に集中可能だ。足場を固め、世界一奪回へ大きく飛躍する。

=2017/01/17付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ