松田、東浜、母校“再入学”打ち上げ

西日本スポーツ

 松田宣浩内野手(33)、東浜巨投手(26)が22日、母校亜大で2日間の“再入学”トレを打ち上げた。東京都西多摩郡日の出町にある野球部グラウンドで、現役部員と同じメニューを約6時間。松田はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表としての世界一とソフトバンクでの日本一、東浜は初の2桁勝利を目指す中で、東都リーグで活躍しようと懸命だった大学時代の初心に戻った。

■現役部員と同じメニュー6時間

 補強運動が全て終わると母校のグラウンドにバッタリと倒れ込んだ。「めちゃきついわ。33歳には無理やで」と松田が音を上げる。隣で東浜が、同じような大の字になって荒い息を吐いていた。練習開始は午前9時。現役の部員と同じメニューをこなすと、すっかり影が長くなっていた。

 松田はグアム自主トレを打ち上げた後。東浜は沖縄自主トレの合間。20日夜から寮に泊まり込み、2日間の練習を行った。グラウンド隣接の陸上トラックをランニングで10周、両足ジャンプで1周して始めるのが、脈々と受け継がれる“伝統行事”。次は補強運動をやってから技術練習。最後は名称こそ「体操」ながら、実態は16種類の補強運動を行って締めくくった。

 昼食を挟んで約2時間、マシン相手に打ち込みながら松田は思い返していた。「プロのことも心にはあったけど、とにかく大学で一番いいバッターになりたい、と思ってやってましたね」。今季で12年目。「若い学生たちの姿が刺激になるし、プロでやってる姿を見せられるのもいい」と、襟を正した思いだった。

 東浜も同感だった。亜大では2日連続でブルペン入り。四つ並んだプレートの一番グラウンド寄り、歴代エースの指定席で約70球を投げた。「プロで活躍したい思いもあったけど、リーグ戦で勝つためにどうしたらいいかを一番、考えていた。あのとき、こうしてやってたな…と」。沖縄尚学高、亜大でバッテリーを組んだ1学年下の嶺井(DeNA)が球を捕ってくれ、その感慨もひとしおだ。

 WBCに臨む松田は、部員らに拍手で送り出され、互いの健闘を誓い合った。東浜と一緒の帰り際。寮の玄関前にある「全力疾走の碑」の前で足を止めた。部のモットーは、自身の座右の銘として拝借している。「ホークスでも全力疾走できなければ試合に出られない。国際試合ともなれば、なおさら大事です。間違いなく、今に生きてる言葉やなと」。実り多き年にして、来年もきっといい顔で訪れる。 (森 淳)

=2017/01/23付 西日本スポーツ=

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